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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
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ストは立ち上がって扉に向かう。そしてそこを開き外に出ると・・・
「あら、ジン君にペストじゃない。」
「あ、ほんとだ。一輝の部屋で何かしてたの?」
ちょうど一輝の部屋をノックしようとしていた飛鳥と耀に遭遇した。何ともタイミングが悪いと考えるべきか、むしろギリギリのタイミングで間に合ってよかったと考えるか。
「あ、えっと、ですね・・・」
「ちょっとジンから恋愛相談受けてた」
「一輝さん!?」
そして、一輝が爆弾を投下した。もちろんだが、一輝という名の爆弾はしっかりと爆発し、飛鳥と耀という二つの爆弾にも誘爆する。
「あら、それは面白いわね。どういう内容だったのかしら?」
「いやそれがさぁ、ある女の子の目的のために自分も一緒についていって手伝いたい、っていうんだよ。超過酷な道だってのに、さ」
「おー、意外とやるね、ジン」
「一輝さん、なんてことを!?」
とっても温かい目で二人からみられ、ジンは一輝に半分怒鳴るくらいの勢いで問う。
「ん?何か間違ってたか?」
「それは・・・間違ってない、ですけど・・・」
そして、何も言い返せなくなる。事実そこまで間違っていないし、ここで違うと言おうものなら再び爆弾が爆発する。もはや、ジンにはこれしか選択肢が残されていない。まあ、二人そろって顔を赤くしたり事実が少し混ざっている分青くしたりと、これはこれでいじられそうなものが残ってしまったのだが。
「まあそういうわけだ。われらがリーダーの成長を祝う意味でも、このことは誰にも言わずそっとしといてやろうぜ」
「それもそうね」
「うん、それがいいと思う」
それでも、三人からにやにやとみられる程度で済んだので、いいほうだろう。ジン本人は『あなたは知ってるでしょう!?』という目で一輝を見ているのだが。
「さて、と・・・それで?二人は何でここにきてたんだ?」
「あ、そうだった。ねえ一輝、最近の十六夜の様子について、何か知らない?」
「うん?」
少しばかり心当たりのある一輝は、この二人まで訪ねてきたことに少し驚いていた。一輝の見たところでは、まだこの二人には気付かれそうもないと思っていたのだから。
「あー・・・いや、わからない。何かあったのか?」
「うん、それが・・・今日のゲームで、ちょっと様子がおかしかったから」
「様子が?」
「そうなのよ。いつもの十六夜君らしくないというのか・・・普段の十六夜君なら、銃で撃たれたらその瞬間にはよけてるか、殴りつけたり掴んだりするかじゃない?」
「まあ、普段の十六夜ならそうしそうだな」
「でも、今日はちょっと違ったというか・・・晴明さんに映像で見せてもらったんだけど、ギリギリまでひきつけてから避けてたから」
「・・・・・・・・・・・・」
その言葉を聞
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