召喚
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スター。大声を上げるなぞ、淑女としてはいただけない所だが」
「黙りなさい! いい!? 貴族である私が名乗ってやったのよ?だからあんたも『アーチャー』とか偽名を使わず『ギュルルルゥ』……」
顔が、熱い。
もうちょっと空気読んでよ私のお腹。
使い魔から呆れたような、笑いを堪えた様な声がかかる。
「昼食の時間も君はそこで惰眠を貪っていたからな。夕食には少し早いが、食堂にでも行って何か軽く胃に入れるといい。腹ペコ貴族様?」
そんな使い魔の態度に腹が立っていた私は、召喚の時痛いほど感じていた彼の存在感(プレッシャー)が、殆ど感じないほど小さくなっていることに全く関心を示す事が出来なかった。
あるいは、このやり取りこそ彼が意図したものなのかもしれなかったが。
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