暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
海と雷鳴と影と
[後書き]

[8]前話 [9]本文 [2]次話
プロローグ

「……ゴア・マガラ」
異世界から召喚された竜の名を、彼女は言う。
そして、目の前に展開されているのは、SAORの発売日が書かれた表示。
元SAOプレイヤーの彼女がそれを持っているのは、何ら不思議もないものだが、ゴア・マガラの名を口にするのは余りにも不自然だった。
「……もう、追い付いて来たのね」
『どうするの、ソラ』
彼女の中に眠るもう一人の彼女が言う。
「……最悪、この世界の人たちに迷惑を掛けるかも知れない。けど……」
『……決めるのは貴女よ。その石の所有者である以上、ね』
彼女の胸元に光る二つのネックレスに付けられた石。
一つは白く、一つは青い。
彼女はそれを軽く握ると、言う。
「……助けを、請おう。この世界に居る、“雷鳴の狩人”に」
彼女は決断し、再び歩き出した。

これは、ゼロ/天白来人が、『ソードアート・オンラインリバースド』のサービス開始を開始する、僅か5日前の事だった。
[8]前話 [9]本文 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ