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とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第5話 生ずる疑問
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たら疲れるだろうね』

士道「全くだよ。俺は乗り気じゃないのに……」

一方「明日もやるンだろォが」

士道「やめてくれ。思い出させないでくれ」







あの後美九と別れた士道と凜袮は二人でのんびり歩いていた。

彼女を見るたびに覚える違和感。妙に全てを知っているような口ぶり。

そして。



どこかで会ったことあるという既視感(デジャヴ)



それを聞こうとした時。

凜袮「あ、私こっちだから。じゃあね」

十字路に差し掛かり、凜袮は士道とは逆の方向へと歩き出した。

士織「あ、あぁ。じゃあ……また」

なぜだろう。彼女と別れるのはすごく切ないと士道は彼女の背中を見つめながら思ってしまった。










上条「どうだった?」

士道(あの時は士織)の姿が見えなくなったと同時に上条が路地裏から現れた。

凜袮「特に支障はなし。人や物にもちゃんと触れられるし、私自身にノイズが走ることもない。やっぱり『型』が出来てしまえば簡単なんだね」

上条「そうだな。で、どうする?凜袮の″身体を維持する″ために俺の魔力はほんのちょっとずつ消費されているけど生活には支障はないし、魔力を使いすぎてあんなことになることもないから……凜袮が望むならこのままでも……」

上条の質問に、凜袮は静かに首を横に振るだけだった。

上条もそれで全てを察したのだろう。凜袮の『型』を崩し、『意志』だけを再び『石』に宿した。

凜袮『やっぱり今の私はここで十分だよ』

上条『そっか。じゃ、帰るか』

凜袮『うん!』


仲が良かった人全員が自分のことを綺麗サッパリ忘れているというのはやっぱりかなり辛いのだろう。

上条はあえてそのことを口にせず、五河家へと向かった。











そして、今に至る。

上条「ただいまー」

精霊マンションはもう寝泊まりするためだけの場所になりつつあるが、気にせず五河家へと入る上条。

佐天「あ、おかえりなさい」

丁度トイレから出てきた佐天はこちらに向かってニコッと微笑んだ。

少し雑談をしながらリビングに入るとそこには既に士道、十香、四糸乃、よしのん、琴里、耶倶矢、夕弦、一方通行が揃っていた。

琴里「お帰り……なんか帰宅ラッシュみたいね」

上条「?」

佐天「つい五分ぐらい前に十香さん達が帰ってきましたから」

上条「あ、なるほど」

今日は佐天が夕飯を作ってくれているようだ。

この匂いはカレーか。学園都市で自炊していただけあって、彼女の料理もすごく美味しいのだ。

上条もソファに座り、ワイワイ賑やかにみんなが騒いでいると、

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