暁 〜小説投稿サイト〜
第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十五話 「箱庭の夜空に星は降る」
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れた、とは思っている。世界の果てといい・・・・・・いろいろと馬鹿げたものを見たつもりだったが、まだこれだけのショーが残っていたなんてな・・・・・・おかげで良い目標もできた」

「おや?なんでございます?」

黒ウサギの質問に十六夜は答える。

「あそこに俺達の旗を飾る」

今度は黒ウサギが絶句する。しかし途端に弾けるように笑った。

「それは・・・・・・とてもロマンが御座います」

「だろ?」

「はい!」

「もちろんその話には私達も混ぜてもらうわよ?」

「もちろんだ」

「なら、もっとコミュニティを大きくしないとね!」

「そうですね」

「それにはまず・・・・・・『あの土地』を改善するところから始めないといけないわけですが・・・・・・」

黒ウサギのもっともな指摘に溜め息をつく十六夜達だったが

「ん〜古城君の眷獣で何とかならない?」

「「「「「えっ?」」」」」


零菜のこの一言によって今夜の『第二イベント』が始まる事となる。



「ん〜水精の白鋼(サダルメリク・アルバス)で、できないことはないんだがな・・・・・・」

「何か問題があるんですか?」

「水精の白鋼(サダルメリク・アルバス)は水を出すだろ?あそこが治るまで流しっぱなしだとそれ以外の場所が更地どころか消えて無くなるかもしれないんだよな・・・・・・」

「消えて無くなる!?」

「おいおい、そこまでいくのかよ」

「そ、それは流石に困るのですよ!?」

「あ〜確かにそれはまずいよね〜」

「何かで堰止めることができるといいのですが・・・・・・」

「・・・・・・あの羊さんじゃダメなの?」

「羊さん?」

「うん、あの『ゴーゴンの威光』を跳ね返した羊さん」

「神羊の金剛(メサルティム・アダマス)か!!」

「あの眷獣の能力なら・・・・・・いけるかもしれません」

「「「「「おぉ〜!!」」」」」


荒廃した町並みの一望できる水樹の台座に古城達と年長の子供達が集まる。

「始めるぞ?疾く在れ(きやがれ)!!神羊の金剛(メサルティム・アダマス)!!水精の白鋼(サダルメリク・アルバス)!!」

二匹の眷獣が空を舞い、それぞれの能力を惜しげもなく振りまく、神羊が作りだす金剛石が荒廃した大地をダムの様に囲い、その中をウンディーネが水で満たしていくと荒廃した大地が徐々に色付き始め、草木が生える大地へと姿を変えていく。

子供達からは歓声が上がり、黒ウサギは涙ぐんでいる。


「こんなものか?」

「はい・・・・・・古城さん、ありがとうございます」

「「「「ありがとうございます!!」」」」

「まぁ〜成功して良かったぜ」

「古城
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