暁 〜小説投稿サイト〜
第四真祖一家が異世界から来るそうですよ?
YES!ウサギが呼びました!
第十五話 「箱庭の夜空に星は降る」
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ギフトゲーム当日

古城達『ノーネーム』参加者は『ペルセウス』のコミュニティの門前で黒ウサギから最後のルール説明を受けていた。

「皆様よろしいですか?今回の『ペルセウス』とのギフトゲーム“FAIRYTALE in PERSEUS”では舞台ルールで『ノーネーム』の姿を『ペルセウス』陣営に見られてしまうますと、ゲームマスターへの挑戦資格を失います。同じくジン坊っちゃんが見られてしまいますとゲームは敗北となりますので注意してください」

「姿を見られれば失格ってことは、ペルセウスを暗殺しろってことか?」

「伝承のまま眠ていることは無いでしょうが概ね間違ってはいませんね」

それもそうか、と十六夜は納得する。

「ところで、あいつは強いの?」

「ルイオスさん自身はさほど。本当に強いのは・・・・・・」

「「「「「隷属させた元・魔王(だろ?)(ですよ?)(かな?)」」」」」

「はい、その通りで・・・・・・え?なぜそのことを?」

「俺はこの前の星空を見て気になることがあったんでちょっと星座を調べたら解ったぜ?古城達はどうして分かったんだ?」

「ん?あのチョーカーから禍々しい魔力を感じたからだな、あんな魔力を放つ物が全うな代物なわけないしな」

「そうですね」

「まぁ〜あんなに露骨だと嫌でも目に入るしね〜」

「なる程ね、それで黒ウサギ?他に注意しないといけない事はあるかしら?」

「はい、レプリカではありますが、ギリシャの神々から授けられた武具を幾らかの兵士が持っているのは間違いありません」

「なる程、なら空を飛んだり、見えない奴らがいるって訳か・・・・・・」

「Yes!なので今回のゲームでは、普通の兵士を倒す露払いの役、見えない敵を察知してそれを撃退する役、そして、ジン坊っちゃんと一緒にゲームマスターを倒す役・・・・・・といったように役割分担しなければなりません」

「え?古城君がいればそんな事しなくても全員で行けるよ?」

「「「「「えっ!?」」」」」

「確かにあの眷獣なら問題なく全員で行けますね」

「あ〜そういう事、ならさっさとゲームを始めるとするか・・・・・・疾く在れ(きやがれ)、4番目の眷獣、“甲殻の銀霧(ナトラ・シネレウス)”!!」


そう言うと古城の体から銀色の霧が出始め、次第に周囲の輪郭が不明細に変わっていく。
そして古城の背後の濃霧の中に浮かび上がる巨大な眷獣の影から咆哮が響き渡る。

「ォォォォォォオオオオーーーーーーーーーーーーー」


こうして『ノーネーム』対『ペルセウス』のギフトゲームがついに幕を開けたのであった。






「クソ!!一体なんなんだ!?この霧は!?」

「『名無し』がゲームを始めたに
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