第百二十六話 提案
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らまだ間に合うはずです。はやてさんの身を守るためにもアースラに来て下さい」
ヴィータ「…でも、なあ……シグナム。どうする?」
シグナム「…………」
ヴィータの問いにシグナムは沈黙する。
アースラにはやてを連れて行くか行かないか…。
遼「シグナム、はやてをアースラに連れて行こう。」
シグナム「遼…しかし……」
遼「もしバルバモンが闇の書で何か仕出かした時、疑いは主のはやてに向かう。それから守るためにもアースラに行った方がいいんじゃないのか?」
シグナム「…………」
シグナムは悩む。
ルカも遼も主であるはやてを案じて、この案を提案してくれた。
確かにこれなら仮面の男からはやてを守れるかもしれない。
シグナム「分かった…ただし、我々はどうなっても構わない…しかし主だけは…」
ルカ「分かっています。はやてさんは幸せ者ですね。あなた方のような家族がいて」
はやて「ルカ君…」
ルカ「とにかく、行きましょうアースラに。仮面の男に関しては僕に任せて下さい…匂いである程度の目星はつきましたから…」
ヴィータ「匂い?」
大輔「ルカは…戦うために生まれた…造られたから…普通の人間よか、そういうのが優れてんだ」
シャマル「戦うために…まさかルカ君…」
ルカ「人造魔導師ですよ。僕はただの作り物です」
平然と言い放つ。
人造生命体なのはどう足掻いても変わらない。
というか人造生命体であることも含めて自分なのだから。
フェイト「ルカ…強いな。」
自分が人造魔導師と聞いた時、目の前が真っ暗になったというのにルカはそれすら受け入れて生きようとしている。
賢「とにかく、アースラに行ってリンディさんに説明して…」
ルカ「仮面の男ともう一人を黙らせます。強制的に、肉体的に、精神的にもね。」
コキッ…っと、指の間接を鳴らしながら言うルカにシャマルは恐る恐る尋ねる。
シャマル「ま、まさか…ころ」
ルカ「殺しはしません…殺しはね。大体魔法で殺生はいけませんよシャマルさん」
シャマル「(何故かしら…物凄く含む物があるような気がするのだけれど…)」
ルカ「ふふふ、大丈夫ですよ。しばらく黙ってもらうだけですから」
シャマル「(読まれた!!?)」
表情を引き攣らせるシャマルから視線を逸らして、ルカが全員を見遣る。
ルカ「皆さん。アースラに向かいましょう。母さん達に話さなければならないことも沢山ありますからね」
ヴィータ「そういえば、ルカの母さんって管理局でも偉いのか?」
賢「リンディさんはアースラの艦長だからかなりの地位をもっているね。それなりに話の分かる人だから大丈夫だよ」
ヴィータ「…ならいいんだけどさ」
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