2部分:第二章
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のは紛れもなくサンタだった。赤い服と帽子に白い髭のにこにことした老人だ。モニターに出て来たのは彼であった。
「今宵は皆さんにお仕事をしてもらいたいのです」
「仕事!?」
「はい、そうです」
モニターのサンタは彼等に話す。話すその側から空から何かがやって来た。
「何だありゃ」
「鳥か?飛行機か?」
中には随分と古いネタを飛ばす者もいたがどちらでもなかった。やって来たのはトナカイと橇だった。どれも空から降りて来たのである。
「トナカイが飛んで来たぞ」
「ああ、どう見てもトナカイだよな」
「間違いないな」
皆突然トナカイが橇を牽いて空からやって来たので眉を顰めさせている。そのうえでトナカイを見ているのであった。
「生きているぞ」
「ちゃんとな。動いてるしな」
「ロボットじゃないのか」
「ははは、ちゃんとしたトナカイですよ」
モニターのサンタが笑って皆に話す。
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