プロローグ
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神界、第5階会議場ーーー
「それで、例の化物はどうだった?」
「さっき様子を見てきたけど、熟睡していたよ。
あれのどこが化物なんだい?」
「バカ!お前知らないのか!?」
神は恐ろしい思いをしたように顔を青くさせ、ブルブルと震えながら話し出す。
「前にな、神王様が次元神の先鋭隊を連れて地下室に行ったんだと。
その中に兄貴もいてさ、兄貴から聞いたんだ。
神王様が封印されて寝ていた化物を触った瞬間、上半身がまるまる消し飛ばされたって。
そんまま糸の切れた人形みたいに崩れ落ちると霧のように消えたそうだ。
あの神王様がだぞ?」
「今回の神王様は力自慢だっただろ?
消し飛ばされることなんてあるのかねぇ。」
「兄貴が言ったんだ、間違いないだろ??????。
止めようぜ、この話。
恐ろしくて仕方ねぇ。」
未だにブルブルと震えながら席に着く神。
話を聞いていた神は、そんなことあるものかとひっそり会議場を出て地下室に向かう。
不幸なことにその神を止める者はいなかった。
そして、地下室に行ったまま戻ってくるどころか存在そのものが消え去った。
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