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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
外伝・閑話
外伝・閑話3話 ディーネの憂鬱
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果になりますよ」
そんな事は、言われずとも気付いている。だけど、この特別に重い剣を操れるようになれば、通常の剣を自在に操れるようになるはずだ。
「分かっています」
ギルが私の答えに懐疑的な目を向けて来る。放っておいてほしい。
それから暫くして、見つからなくて困っていたバックコーラスを幸運にも見つける事が出来た。それと同時にギルは、ネフテスで砂漠緑化をしなければならなくなる。精霊からの依頼なので、逃れる事は不可能だ。ギルには悪いが、ここで一気に差を付けさせてもらう。
今までの私は、体が未発達である事による力不足で、バスタードソードを十全に使いこなす事が出来なかった。しかし筋力も付き体格も成長した事から、これらの問題を解決する事が出来たのだ。余計な場所(胸)も成長してしまったのは、不本意であるが仕方が無い。戦う時に邪魔だし、気持悪いやつらの視線は集めるしで本当に邪魔だ。
何はともあれこれで、一定水準のパワーとスピードを確保出来た。基礎訓練を疎かにはできないが、技術面での課題に目を向けていも良いだろう。特に盾を持たない私は、カウンターにカウンターを合わせる技術と、攻撃を受け流された場合の対策が必要になって来る。
この場合、絶好の模擬戦相手となるのはギルなのだが、本人が多忙の為余り私の訓練に付き合ってくれないのがネックになる。もどかしい。
そこで私は、
守備隊長
(
アルベール
)
に頼み領軍の訓練に参加する事にした。その理由は、領軍の在り様にある。
……領軍には地元出身の者が多いが、彼等を指導するのは
お母さま
(
シルフィア
)
に鍛えられた元隊員達と、魔の森が解放されても残った傭兵達である。そして警備内容の関係から、対人・対メイジ・対亜人・対魔獣と、幅広い戦闘経験を積むことになる。あえて武器や防具を統一せず、得意な物の使用を推奨(共通しているのは、鎧の下に着用できる領軍の制服だけ)しているので、その威容は軍と言うより傭兵団に近く個々の実力も高い。
と言う訳で、領軍なら実力も高くバリエーションに富んだ模擬戦相手が居る。これを利用しない手は無い。
……模擬戦の数をこなすと、自身の問題点が見えて来る。
分かっていた事だが、対人戦でネックとなるのは小回りの悪さにある。バスタードソードなので大剣よりはマシだが、無視できる要素では無い。それらの要素が原因で、カウンターや受け流してからの反撃を受けやすいのだ。
以前からこれらの対策は訓練して来たが、筋力不足で十分な効果が出て居ないのが現状だ。
この問題を解決するにあたって、攻撃のバリエーションを増やす事にした。しかし新しい武装の追加は、止めておいた方が良いだろう。ただでさえ重い武器を装備しているので、これ以上動きを阻害する重りを増や
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