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とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第4話 異端者(イレギュラー)
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という本当の自分として、彼女と話していた。

凜袮「ちょっと話しすぎたかな。後で当麻に怒られちゃうや」

士織「か、上条のこと知ってるのか!?」

凜袮「知ってるも何も、私の相棒だよ。切っても切っても切り離せない……それぐらい大事な、私の相棒……」

士織「あ、相棒……?」

凜袮「当麻は私のことは一切話してないから知らないのも無理ないよ。……思い出されちゃ困るからね」

最後にボソッと言われた言葉は、さすがに聞き取るとは士道の耳では難しかった。

士織「え、最後何て……?」

凜袮「何でもないよ。さ、早く追いかけよ。精霊さんに用があるんでしょ?」

士織「あ、そうだった。帰ってたらどうすればいいんだ……?」

凜袮「口調!」

士織「……帰ってたらどうしようかしら」

凜袮「よくできました」

にっこりと、優しい笑顔でそう言われた。

おそらく自分達のことを知っていたのは上条から聞いたのだろう。

だけど。

本当にそうなのだろうか。

そんなちょっとした引っかかりと、どこか会ったことがあるような違和感が頭の中を駆け巡りながら立ち入り禁止区域へと入って行った。




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ーーー
ーー




琴里「……これは、後で当麻君を問い詰める必要がありそうね」

凜袮と士道が立ち入り禁止区域に入って行くのを見届けながら、誰にも聞こえないような声で言った。

琴里「(それにしても……)」

初めて彼女を見てから、ずっと覚えていた違和感が彼女″にも″あった。

琴里「(私は……あの人とあったことがある……でも、どこで?)」

記憶を引きずり出そうとしても出てこない。幼少期の頃の記憶なのだろうか。

でも……

琴里「(いや……もっと、最近……少なくても五年以内……いや、もっと……)」

琴里は記憶力のいい方だ。だからこそなぜ思い出せないのかが不思議でたまらない。

琴里「(園神凜袮……)」

そして。

琴里「凜袮、お姉ちゃん………?」

と、知らず知らずの内に口から発せられていた。



ーーーー
ーーー
ーー



ちなみに、上条はというと。

上条「ここか?」

夕弦「否定。もう少し右です」

耶倶矢「そう?なんか丁度良くない?」

夕弦「意見。夕弦は左右対象にしたい派なので」

耶倶矢「あんた、意外と細かいのね」

上条とは隣のクラス、二年三組にて文化祭の手伝いをしていたのだ。

話を聞くと、二年三組はクラスの大半で劇をやるらしいのだ。

そして半分を裏方に回そうという算段なのだ。

王子様が姫を助けに行くというオリジナルの脚本で劇をするらしいのだが、その姫
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