臨海学校 準備
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た俺、そして俺の存在に気付いたシャルロット。
もう、一夏の唐変木にはため息しかでないぜ……
「……せめてもの償いだ。 向こうについたら俺は別行動をとる 」
「……うん。ありがとう」
「だから、シャルロットも中もどうしたんだって」
疑問を浮かべる一夏を見て、俺とシャルロットはもう一度ため息をついた。
……なんでこんなに残念なんだ……
「んじゃ、俺は俺で選んでくるから、後でな」
「ん? 一緒に選ばないのか?」
「アホか。 男が二人で選んでどうするんだよ」
視線でシャルロットにエールを送り、俺はそこから一人で行動を始めた。
途中、自販機の影に隠れている知り合いを見たような気がするが、まぁ気のせいだと思うことにしよう。
「さて、どこにいこうか……」
水着といっても、ブーメランとか派手なのだとかじゃなければいいし、青系統のトランクス型が無難だろう。
早速店に入り、色々と見て回る。
特に買い物に時間をかけるつもりもないため、目に入った紺色のトランクス型の水着を手にとってレジで精算してもらった。
「……やることねー…」
買ったのはいい。 だが、今日の目的はこれだけなのでもうやることがない。
一夏とシャルロットは一緒だからまだ時間がかかるだろう。
完全に暇をもて余している
「あれ? 御堂君?」
「はい?」
名前を呼ばれたため、振り返ってみるとそこにいたのは我らが副担人、担任の山田先生と織斑先生
「先生たちも水着を買いに?」
「ええ。 もうすぐ臨海学校ですからねぇ」
「まぁ、それはついでだがな。 はめをはずしているバカがいないか、こうして見回りもしている」
「ああ。 なるほど」
主に一夏とか何か仕出かしそうですものね、と俺は心の中で友人の顔を思い浮かべた。
「御堂、買い物は済んだのか?」
「へ? あ、はい。 そうですね」
「なら、ちょっと付き合え。 山田先生暫く待っていてくれ」
「ええ。いいですよ」
すまないな、と山田先生に謝った織斑先生はこっちだと俺についてくるようにと歩き出す。
何で呼ばれたのか謎であったが、素直に聞いておこうと後に続く。
連れてこられたのは小さい喫茶店だった。
「何を頼む? 私はコーヒーにするが…」
「あ、自分もコーヒーでいいですよ」
そうか、と二人分のコーヒーを頼むと織斑先生はなにかを考えるように目を閉じた
「御堂、率直に聞こう。 織斑やデュノアとの試合、最後に使ったあれはなんだ?」
漸く口を開いた織斑先生はそう言った。
トランザムシステム
この世界には存在しな
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