暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
91話:門寺士≠フ貴重な戦闘シーン(後編)
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ま踏襲した。教導隊と地上部隊の違いを考えなかった、それがお前の間違いだ。どうだ、わかったか?」
「……うん…」
「もう一つは、あの模擬戦での事だ」
「…それは私がティアナに向けて魔力弾を撃った事? それとも過剰なダメージを与えた事?」
「一発目のクロスファイアは、俺も許容できる範囲だった。何せあいつらは危険過ぎる、かつ自らの能力に合わない作戦を実行したんだ、あれはやっても仕方がない。俺はそう思う」
まぁそれでも、できれば口で伝えてやれればよかったんだが。
そう零す士は、そのまま二つ目をなのはに伝える。
「俺が言いたいのは、お前が二人に向かって言った言葉だ」
あの時、なのはは無茶な作戦を立てた二人に対し『なんで訓練通りにやらないのか?』という問いをしていた。勿論、その言葉を発する彼女の雰囲気に呑まれ、二人は何も言えずにいたが。
「普通に聞けば『何故訓練でやったことではない事をやっているのか?』という風に聞こえるが、あの時の為に努力してきたスバルやティアナには、『なんで自分が教えた通りに動かないのか?』…つまり『自分の思い通りに動いてくれないのか?』という意味に取れる言葉なんだよ」
「わ、私はそんなつもりで言ったんじゃ―――」
「テメェにそういう意思がなくても、そう聞こえるんだって話だっつうの!」
「いたッ!」
士の言葉に反論しようとしたなのはを、デコピンで制する。その痛さになのはは思わず、両手で額を抑えて少し涙目になった。
「まぁこれに関しては、自主練の事をちゃんとお前に話さなかったティアナ達にも非があるが、それを勘付けなかったお前も悪い。訓練中の様子とか、今までと違う事があった筈だ」
「……たぶん、あった」
「そもそも、ティアナはお前の『基礎基本から叩き込む』教導に不安を覚えて、しかも自分だけが遅れているとか変な焦りがあったみたいだしな。教導のその方針については俺は何も言わないが、そこに気づいて少し話すぐらいの事はしなきゃいけなかった、そう言う訳だ」
つまりはだ、とここで士はここまでの総括を述べる。
「お前に足りなかったのは、六課という場所での教導に対する考察と、訓練生とのコミュニケーション。この二つが足りなかった、という訳だ。以後、同じようなミスがないようにすること。わかったか?」
「…はい……」
「返事が小さいが、まぁいいだろう」
そう言ったところで、士は何故かデバイスを展開。腰に巻かれたベルトからライドブッカーを取り、銃として後ろの方へ銃口を構え引き金を引いた。
「「「「「わぁぁぁぁ!?」」」」」
「え…?」
いきなりの事で驚くなのはだが、弾丸が当たった地面の近くに生える草から、五人の人影が慌てて出できた
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