エピソード31 〜盗まれたデッキ 後編〜
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カードを見せる事によりさらにドローできる。よって、一枚ドロー。そして、ドローしたカードは『磁石の戦士 γ』だ。よってドロー!ドローカードは『クィーンズ・ナイト』!ドロー。っち、……。」
凡骨の意地による連続ドローによって手札を一気に三枚から、六枚へと増やす。しかも、その中に『磁石の戦士』が二種類もいるとか洒落にならない。
「リバースカードオープン、『強欲な甕』!効果で一枚ドロー!ドローしたカードは、『磁石の戦士 β』だ。よって、ドロー。『
エルフの剣士』を見せ、一枚ドロー!。これで終わりか。」
さらに追加で三枚のドローをする神楽坂。
「おいおい、待て待て……。『磁石の戦士』がドローフェイズだけで揃うとか洒落になんないでしょ。」
思わず神楽坂君のドロー力に呻き声をあげてしまう。
「俺は手札の磁石の戦士α、β、γを生贄に『磁石の戦士 マグネット・バルキリオン』を特殊召喚する!」
磁石の戦士達が変形、合体し、最後に背中から鋼鉄の翼を生やす。中二男子なら誰もが喜びそうな演出に「おぉ、カッケー!」と離れた所にいる私の場所まで歓声が聞こえてくる。
『磁石の戦士 マグネット・バルキリオン』
☆8 ATK3500
「『クィーンズ・ナイト』を召喚し、バトルだ!マグネット・バルキリオンでアスモディウスを攻撃!電磁剣!」
「くうっ…。だけど、アスモディウスは破壊された時、アスモトークンとディウストークンの二体を特殊召喚する!」
紫苑:6100→5600
アスモディウスが消えるのと入れ替わりで赤と青をした天使が二体現れる。
赤い方が戦闘破壊耐性を持つディウストークン、青い方が効果破壊耐性を持つアスモトークンだ。
『アスモトークン』
ATK1800
『ディウストークン』
DEF1200
「クィーンズ・ナイトの攻撃力より上だと!?」
クィーンズ・ナイトの攻撃力は1500なのに対し、戦闘破壊が可能な方のアスモトークンは攻撃力1800。紫苑のライフを大きく削ろうと思っただろうが、むしろ的を作ってしまう事になってしまう。記憶力が極めて良いらしい彼なら、恐らくしないミスだろうが、攻め急いだか?
「カードを一枚伏せ、エンドだ。」
少々悔しそうにしながら、エンド宣言をする神楽坂君。
「俺のターン、ドロー。このスタンバイフェイズ時に『黄金の封印櫃』によって除外されている『冥界の宝札』が手札に加わる。」
地面から黄金色の櫃が浮上し、蓋が開けられると中に入っていたカードが紫苑の手札へと加わる。
「まずは、『冥界の宝札』を発動。そして、二体のトークンを生贄に『堕天使ディザイア』を召喚する。」
黒い翼を生やした堕天使が降り立つ。
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