裏切りの先に
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「俺は……っ!すまねぇ!」
「土門!!」
土門はそう叫ぶと俺たちの前から走り去った。
「私、土門くんを追いかけるね!」
「ああ、頼む木野!」
俺が木野に返事を返すと頷いて走って行った。
「まさか土門さんが………信じられないでやんす…」
「土門さん俺たちを裏切ってたんスね……」
「…………」
「円堂…?」
「俺も土門を追いかけて来る!」
「俺も行くぜ」
そう話した後、俺と円堂は土門を追いかけた。
「……土門くん!やっと見つけた」
「秋か……。裏切り者に関わるとお前まで疑われるぞ」
木野が土門を見つけたところは河川敷だった。
木野は土門の横に座ると口を開いた。
「皆、心配してたよ」
「俺は…、俺は大事な仲間を裏切ったんだ、帰る場所なんてない」
「あるじゃない雷門サッカー部が!」
「雷門サッカー部かぁ……、楽しかったな」
「雷門サッカー部は円堂くんと雷藤くんが作ったんだからね」
「聞いたよ俺がまだ帝国サッカー部の時に……」
「何で土門くんは雷門に?」
「もうわかっていると思うが俺は、帝国のスパイとして雷門に転校した、最初は呑気そうな奴等だなって思った時もあった。だけど日が進むにつれて雷門中サッカー部が好きになっていった。帝国では俺は鬼道さんの背中を追うだけだった。でも雷門…、ここは違ったんだ!円堂や雷藤、皆が一緒に隣を走ってくれる……なんか…すっげぇ落ち着くんだ!でも俺はそんな仲間を裏切った……もう戻れない」
「戻れるさ!」
「えっ………」
土門の視界に映ったのは雷藤と円堂だった。
「円堂……雷藤……」
「それだけ聞ければ許す許さないなんて無いさ。これからも一緒にサッカーやろうぜ!」
「……円堂」
「俺からも一言、一緒にイナズマイレブンになろうぜ!」
「雷藤……、本当に良いのか?」
「何言ってんだよ、お前は雷門中サッカー部の土門だろ?」
「…………あぁっ!!」
翌日
「6時間目に数学って俺を殺す気かぁ!」
「Zzz…Zzz…Zzz」
「………ん?」
「Zzz…Zzz…Zzz」
「円堂寝てやがる……だから俺より点数低くなるんだよ」
俺は呆れたように呟き部活に向けて勉強を頑張った。
放課後練習
「行くぞ円堂!サンダーキャノン!」
俺の渾身のシュートが円堂に向かう。
「止めてみせる!ゴッドハンド!」
キュイーンと音が響き円堂が少し押し込まれる。
「負けねぇぞぉぉ!!」
キュイーン バシン と円堂の手に収まる音が響いた。
「くっそぉ!止められたぁ!」
「く
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ