8話
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起きていたのは、レイリーとカイト、エースだけでシャッキーはいなくなっていた。
「俺もちょっと眠くなったから寝るよ」
そう言って、レイリーに合図を送ると頷いた。空いているソファーに横になり目を閉じる。
(後は師匠に任せていいだろ、俺には解らないこともあるだろうし)
キィンとグラスを合わせる音が聞こえてきた。
明日からのことを考えながら、眠りについた。
翌日にレイリーからコーティングには3日かかることを言われ、その間にエースたちはシャボンディに遊びに行ったり、必要なものを買ったりと準備に追われていた。
カイトはレイリーの手伝いをしながら、コーティングを仕上げていった。
そして、エース出港前夜・・・
「カイトもレイリーもありがとう・・・シャッキーも世話になった」
「エースが礼を言うなんて、明日の出航は荒れるな」
「なんだと、カイト!!!テメェ!!!」
「ハハハ・・・仲のいい兄弟じゃないか」
「ほんとね、見てるだけでも楽しかったわ」
レイリーやシャッキーを始め、船員たちも笑いながら見ている。
カイトとエースは顔を見合わせると・・・
「「フンッ」」
お互い顔を背けると、また笑いが起こる。
出航前の宴が始まり、初日のように皆が酔って最後はカイトとエースが残った。
「なあ、カイト」
「ん?」
「ルフィの船に乗るのか?」
「ああ」
「そうか、ルフィの事よろしく頼むな」
「わかってる、エースとサボの分までちゃんとやるよ」
「出来の悪い弟を持つと、心配なんだよ」
「俺からしたら、エースもだけどな」
「うるせぇ」
「ハハ・・・先に『新世界』で待っててくれ、俺達も必ず行くから」
「ああ、待ってる」
「明日は出航なんだ、休んだほうがいいぞ」
「そうするよ、カイト・・・ありがとう」
「気にするな、弟の心配をするのも兄貴の役目だからな」
「そうか・・・じゃあ、寝るよ」
「ああ」
そう言ってエースは空いてる場所に横になり、眠りについた。
(ルフィとの約束まで2年か・・・それまでにもっと強くならないと、エースは絶対に死なせない。ティーチは必ずエースと接触する前に俺が始末を付ける)
しばらく一人で飲んでから、カイトも眠りについた。
翌日目が覚めると、店の外でエースとレイリーの話しているのが聞こえてきた。
(たくっ・・・挨拶くらいしていけよな。まぁ、エースらしいか)
エース達が店から離れていき、少ししてからレイリーとシャッキーが入ってきた。
「あら、カイトちゃん。起きてたの?」
「ああ、今さっきね」
「遅くまで飲ん
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