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妖精の義兄妹の絆
エドラス編
消えゆく街
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がカラメードフランクなる物を食べていた。
「もっと上手に食えねぇのかよ。」
「ジュビア…は、初めて食べるものだから…。」
ジュビアのテーブルの周りにはカラメードフランクからこぼれたクリームでいっぱいだった。
その様子を密かに見ていたビスカとアルザックは、
(「「いちゃいちゃしやがって。」」)
「カラメードフランクはこう食うんだ、こう!」

がぶっ

グレイは口を大きくあけてカラメードフランクを口いっぱいに頬張った。
「でけぇ口開けてだな。」
「こうれふか。」

はぐ

ジュビアもグレイの食べ方を見て口いっぱいにカラメードフランクを頬張った。
「もともと上品に食うモンじゃねぇんだ。」
「でも、服は脱がない方がいいと思う。」
いつの間にかグレイの格好はパンツ一枚と化していた。
(「どうやったらあんな積極的に…。」)
(「僕もいつかビスカと…。」)
そんな事を考えている時に二人は目が合ってしまいすぐさま視線をそらした。
「あ、雨やまないわね。」
「そ…そうだね。」
「おまえたちは相変わらず仲がいいな。」
二人の後ろから声をかけたのはエルザだった。
「いや…そんな…。」
「エルザさん。」
「今を大切にするんだぞ。後悔しないためにな。」
それだけを言い残してエルザはその場を後にした。二人の心拍数が急激に増えたのだった。
「おい、エルザちっとぉ。」
「はいマスター。」
「例の100年クエストなんじゃがな。いろいろ検討したんじゃが…やっぱり他にまわそうと思う。
異論はないか。」
「妥当だと思います。」
エルザとマカロフから離れた場所ではルーシィがテーブルにうなだれていた。
「ヒマだね。」
「こんな雨だと仕事する気もおきないしね。」
「なんか面白い事起きないかなー。」
























ザザザザ

「はっはっ。はっはっ。」
そんな中ギルドのみんなに危険を知らせるためウェンディはギルドに向かって走っていた。

ばしゃん

「きゃっ。」
急ぐばかりに足がもつれその場にこけてしまった。
「うう…。」
早く立ち上がろうとした時、
「?」
水たまりに空が映っており、雲が異様な流れで渦巻いていた。

ゴゴゴゴゴ

次第に空には渦ができ。さらに徐々に大きくなっていく。

ゴゴゴゴゴ

「アニマが。」
ミストガンは空にできた渦を見て呟いた。
「おい!!なんだよあれ!!」
「あいやー!!」
「空に穴が…!!」
そして、ウェンディがようやくギルドの門までやってきた。
「みんなー。大変なの!!!!空が…、」

ゴォォォォォ

「!!?」
ウェンディの目の前でギルドが異常な歪み方を
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