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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
空白期 中学編 15 「萌える少女」
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はダメだもんね」
「ああ。それに猫と遊んでるときのすずかは心配だからな」
「え?」
「えって、猫と遊んでるときの自分がどれだけ無防備か自覚がないのか?」

 ふと先ほどまでの自分を振り返ってみると、猫の目線に合わせるために寝転がったりしていた。夏場ということもあって、私もそれなりに薄着をしている。人様に見せられないような格好にはなっていなかったと思うけど、もしかすると危ない状態だったかもしれない。

「そ、そういうのは早く言ってよ!?」
「いや、顔を赤くするほど危ない状態じゃなかったんだけど。というか、その状態だったとして俺が注意するのは、それはそれでダメだろ」
「それは……そうだけど」
「猫が好きなのは分かるが、女の子なんだからもっと周りの目を気にするんだな」

 そう言ってショウくんは一足先に猫達がいるブースから出て行く。まるでお姉ちゃんから注意されたような気分だった私は、無意識のうちに唇を尖らせていた。だが周囲にいる人々がカップルばかりになっているのに気が付いた私は、急いで彼のあとを追う。もしカップルだと思われていたのだとしたら、とても恥ずかしい。



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