をんな
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子に場面が再現されます。こればかりはコントロールが利きません。悪夢にさえ見ます。車が落下しつつある状態から119番で運ばれるまで、全部意識があったのですもの。
それでも、私は何とか、リハビリの先生方の助けもあり、何とかここまで、精神的に肉体的に恢復しました。試練の12ヶ月でした。生涯自分の足で歩く可能性がないと考えると、母の未来を考えると、夜中、明かりが消えた病室のベッドの上、叫びだしたいようでした。
想像してもみてください。人生の半ばにあって手帳を申請する「中途障害者」というのは、思いがけず障害を負った人なのです。さあ、いよいよ今日の夕方からは身体障害者福祉法が適用される身だ、明日っから総合支援法を存分に使ってやろう、など予定のある人間が存在するでしょうか。母もしかり、みな計画を立てて老います。計画にそって半身痲痺する者はいません。
一昨年の誕生日、祝ってくれた仲間で、生活介護サービスを受けに通う田代啓子を占った者がいたか。少なくとも、田代啓子にすれば、寝耳に水の事でした。
今日はこれくらいで。続きは次のメールにします。【関わってくださるワーカーの皆様にも目を通していただけたらと思います。宜しくお願いします】
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