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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico16弱きより強き
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なのはとすずかにわたしも同意する。一見すると黒いんだけど、よく見ると宝石の中には銀河のような無数の光の集合体があった。それが幻想的で、神秘的で、目を奪われる。

「初めて触れた人限定ってことになると、誰かに取って来てもらうっていうのはダメってことよね」

「「まぁ、そうなるね」」

デバイスをイヤリングに戻すセレネとエオス。アリシアは「その鉱石を扱うのって何か特別な才能とか技術って要るの?」って質問を続ける。アリシアの魔導師としてのレベルはお世辞にもあまり良くない。それなのにデバイスや強さを求めるのは、ひとえに私の為。

(私が危なっかしいから心配や不安にさせてるからなんだけど・・・)

申し訳ない半面嬉しいって思いもあって。アリシアが望むようにしてあげたいし、協力が必要なら何も惜しまないで手伝うつもりだ。

「ううん。特には無い・・・と思う」

「私たちとアリシアは違うからね。やってみないとどうか判らないよ」

セレネとエオスが言うには、鉱石を発掘した遺跡はほとんど手つかずで、鉱石を組み込んだデバイス持ちは次元世界でも2人だけなんじゃないかってことらしい。まぁ、知れ渡っていたら管理局で調査とか何かしらの分類指定にして犯罪組織などに悪用されないように対処していると思うし。

「・・・セレネ、エオス。お願いがあるの」

「いいよ。遺跡の在る場所、教えてあげる」

2人のデバイスから私たちのデバイスにいくつかのマップデータが転送されて来た。それらを確認しながら、遺跡内のどこにトラップがあるとか、強暴な魔法生物が棲息しているけど、私たちが束になれば余裕勝ち出来るとか、教えてもらった。

「陸士学校でいろいろ訓練したんでしょ、アリサもフェイトもなのはも。すずかは元より運動能力が良いし――・・・」

「私たちはこれから1ヵ月、学校にスクライアとしての仕事もあるから付いていけないけどさ――・・・」

「「ラクショ〜っしょ?」」

私たちにウィンクするするセレネとエオス。私やアリシア達は顔を見合わせて、「もちろんっ♪」頷いて応じた。こうして私(家に留守番のアルフはあとで呼ぼう)、アリシア、なのは、アリサ、すずかは、魔導師の魔力を強化できるっていう鉱石を採取するため、ミッドチルダを発つことになった。


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