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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico16弱きより強き
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なのは、「そもそもアリシアが悪いんだから、文句も何も無いんじゃ・・・」フェイト、「誰に文句言いに行くのか判ったわ」アリサが付いて来た。

「お邪魔しま〜〜すっ!」

シャル、はやて、ルシルの居る4年2組の教室へ入る。わたしの目当てだった友達の姿はすぐに発見できる。どこに居ても目立つ銀色の長い髪。

「ルシルが男子グループに混じって喋ってる! 女子なのに!」

「男子だ!!」

ルシルがすぐにツッコんでくれた。う〜ん、このやり取りもそろそろ飽きてきちゃったなぁ〜。教室の後ろで女子グループと喋ってたシャルとはやてが「いらっしゃ〜い♪」手を振ってくれたから、わたし達も手を振り返した。

「さて。ルシル!」

「俺に用なのか? しかもアリシアが。シャルと並んで学校では関わりたくない2トップなんだけどな〜」

「そんなこと思ってたの!?」

「何気にわたしまで巻き添え食ってるんだけど!?」

わたしとシャルでガーン! ルシルは「悪い。今日はこれで帰るよ。・・・それで、俺に何の用なんだ」って男子グループに別れの挨拶をしてからわたしの側に来た。わたしは「ルシルの所為で居眠りした上に授業で何回も当てられた!」ビシッとルシルに指差した。

「は?・・・それって俺の所為か?」

「以上終わり! 責任を取ってわたしを強くして!」

「どういうこと?」

小首を傾げるルシルやフェイト達。詳しい話は帰りながら、ってことにしてわたし達は帰路に着く。今日は全員、管理局の仕事が休みだからゆったりと徒歩で帰ることにした。これなら念話を使わなくても魔法の話とか出来る。そしてわたしは、昨日の模擬戦の夢を見たことを話した。

「ほら、やっぱりアリシアの居眠りも連続指名も俺の所為じゃない」

「今、それはどうでもいいの! 大事なのは、フェイトやアルフに混じって一緒にルシルと戦い合えるだけの力が欲しいってことなの!」

ルシルの前に躍り出て、向かい合って真っ直ぐ見詰めると、「そうは言ってもな。俺にも出来ない事はある」目を逸らすことなく真っ直ぐ見詰め返してくれた。誤魔化すことなく真剣に応えてくれてる証拠。わたしだって無理難題を言ってるってことくらい解ってる。

「でもアリシアちゃん。確かにフェイトちゃんやアルフとは一緒に前線で戦えないかもしれないけど、サポートとして一緒に戦っているんじゃないかな」

「そうだよ、アリシア。私もアルフも、アリシアのサポートには十分助けてもらってるよ」

すずかとフェイトがそう言ってくれるけど、それでも限界がある。フェイトとアルフは強いけど、それでもそれ以上に強い犯罪者だっているし、実際にいた。冷や冷やする場面もあった。そこはわたし達のお兄ちゃんのクロノが助けてくれたから事なきを得た。
でもも
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