暁 〜小説投稿サイト〜
小学時代を思い出そう!
「タイヤ遊び」

[8]前話 [2]次話
 中屋上(なかおくじょう)の事を書いていて思い出した。中屋上にはタイヤがたくさん置いてあった。休み時間となるとタイヤで色々と遊んだのだった。

「これ出来る?」

 そう言ってイケが、立てたタイヤをくぐり出した。

「出来るよそれくらい!」

 と、言って僕もやった。次には転がるタイヤをくぐるのに挑戦した。イケは出来たが、僕は上手く出来なかった。タイヤをくぐるのは出来るが、そのあと前転して転がるのだが、下がコンクリートで、とても痛かったのだ。

 タイヤからタイヤへの八艘跳びもしたなあ。義経の真似をしたのだが、八回も飛ぶと結構疲れた。タイヤとタイヤの間隔をあけ、どこまで跳べるかもした。助走無しで、1・5メートルは飛べたかと思う。

 タイヤの飛び越しもした。直径40センチぐらいのタイヤを5、6個並べ飛び越した。でも着地を失敗すると、コンクリートの床に背中をすって痛い思いをした。

 タイヤ乗りもしたなあ。丸いタイヤの上に乗り、玉乗りのようにしたのだ。慣れると結構、動けるもので、前後ろ、左右へとタイヤに乗って移動が出来た。

 そうだ、巨大なタイヤもあって、中に入って、誰かに押してもらったなあ。天地がグルグル、逆さまになっていくのが面白かった。チョボオが調子に乗って……

「もっと、転がしてくれ〜!」

 なんて言ってたので、みんなで代わる代わる転がしてやったら……

「おえ〜!」

 と、嘔吐してしまい。その日、チョボオは早退したのだった。

 たくさんタイヤがあるのだが、どうしてこんなにあるかというと、ちょうど小学校の真裏にあるコンクリート工場からの寄贈で、使わなくなると小学校に寄贈され、子どもたちにとっては……



 『新しいタイヤ!』として、みんなの前に登場するのだった。

おしまい

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ