暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード32 〜代表決めバトルロワイヤル〜
[9/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
0
手札4枚
魔法・罠
『エンペラー・オーダー』
『ナチュルの神聖樹』

『ナチュル・バタフライ』
『ナチュル・ビーンズ』

三沢
LP2000
手札二枚
魔法・罠伏せ二枚

『天界王 シナト』

十代
LP4000
手札0枚
魔法・罠無し

『E・HERO ワイルドジャギーマン』


「……場は整ったか。」

紫苑の3巡目。ドローする前に小さく呟く。恐らく仕掛けるつもりだろう。

「まずは神聖樹の効果を発動。『ナチュル・ビーンズ』をコストにし、デッキから『ナチュル・フライトフライ』を特殊召喚する。」

本日二体目となるフライトフライが神聖樹のほうから出張してくる。

「ーーーーそして、フライトフライの特殊召喚成功時、速攻魔法『地獄の暴走召喚』、発動。デッキ・手札・墓地から同名モンスターを可能な限り特殊召喚する。」

一瞬のうちに三体へと増えるフライトフライ。
地獄の暴走召喚は攻撃力1500以下のモンスターの特殊召喚成功時に同名モンスターを特殊召喚できるカード。だが、デメリットとして、相手も自分のモンスター一体を選択し、特殊召喚ができてしまう。もっとも二人とも儀式と融合モンスター。正規手順を踏まないと出せないからさらに呼び出す事はできない。

さっきの呟きは二人の場にモンスターが存在し、かつ特殊召喚できないモンスターが揃うのを待っていた、という事だろう。

「フライトフライの効果で、ナチュル一体につき相手モンスターの攻守はそれぞれ300ポイント下がる。俺の場にはフライトフライ三体とバタフライの計四体。よって1200ポイントダウンする。だが、フライトフライは三体!よって、3600ポイントダウンする。」

瞬く間に力を失い、二体のモンスターは地に膝をついてしまう。

『天界王 シナト』
☆8 ATK3300→0 DEF3000→0

『E・HERO ワイルドジャギーマン』
☆8 ATK2600→0 DEF2300→0

「フライトフライの効果発動。俺はシナトのコントロールを得る。」

フラフラとしながらもシナトは紫苑の下まで移動してくる。
そして、コントロールが紫苑へと移った事によって、ナチュル・フライトフライの効果範囲外となり、元の力を取り戻すシナト。

「くっ……俺のモンスターが。
(だが、俺には二枚の伏せカードがある。攻撃してきたとしても、『聖なるバリア ミラーフォース』がある。そして、除去魔法を使ってきたとしても『アヌビスの裁き』で逆にモンスターを破壊し、ダメージを与えられる。来るなら、来い!)」

三沢の完璧な布陣に守られ、紫苑の攻撃宣言を今かと待ち構える。だが……

「『ナチュル・バタフライ』を生贄にし、『ナチュル・バンブーシュ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ