暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード32 〜代表決めバトルロワイヤル〜
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執り行う!光臨せよ、『天界王 シナト』!」

8本の光柱が天から地上へと降り、その中央から天界の王であるシナトがゆっくりと降り立つ。
最上級モンスターの召喚に会場の空気が一気に沸き立つ。

「ディザーズの効果で罠が効かないか……。俺はアントジョーの効果デッキから『ナチュル・バタフライ』を特殊召喚する。」

ピンク色の蝶がヒラヒラと羽をはためかせ、伸ばした紫苑の指へと止まる。

「むっ、またモンスターを増やしてしまったか。
バトルだ!シナトでフライトフライに攻撃!六道輪廻!」

「やらせるか!ナチュル・バタフライの効果発動!デッキトップを墓地に送り、攻撃を無効にする。ヒールバリア!」

ナチュル・バタフライの鱗粉がシナトを痺れさせ、攻撃を中断させる。

「一筋縄じゃいかないか……。ターンエンドだ。」

攻撃が通らなかった事に対し悔しそうにしする。そして、二度目の十代君のターンが回る。

「俺のターン、だな!ドロー!『戦士の生還』を発動し、墓地のワイルドマンを手札に加え、手札から魔法カード『融合』を発動!俺はワイルドマンとエッジマンを融合!来い、『E・HERO ワイルドジャギーマン』!」

金色の胸当てを装備したマッチョの戦士が現れる。何故こうもワイルドマン融合体は上洛裸なんだろうか。

『E・HERO ワイルドジャギーマン』
☆8 ATK2600→1700

「ワイルドジャギーマンは全てのモンスターに攻撃できるぜ!まずは、ナチュル・バタフライを攻撃!インフィニティ・エッジ・スライサー!」

「ナチュル・バタフライの効果発動!デッキトップを墓地に送って、攻撃を無効にする。」

「なら、次はアントジョーだ!」

巨大なブーメランがアントジョーに迫るが、地中に潜ることでそれを回避する、

「神聖樹の効果発動!アントジョーをコストにナチュル・ビーンズを特殊召喚する!」

『ナチュル・ビーンズ』
☆2 DEF500

ポンッと音を立て、小さな豆三兄弟が姿が地中から這い出てくる。

「『ナチュル・ビーンズ』は1ターンに一度、戦闘では破壊されず、表側表示でいるときに攻撃対象に選択された時、500ポイントのダメージを与える。

「うげっ、戦闘破壊耐性に、バーン交換かよ。
じゃ、フライトフライに攻撃!インフィニティ・エッジ・スライサー!」

「くっ……」

紫苑:LP4000→3100

十代君はようやく紫苑へとダメージが通り嬉しそうにする。

「もういっちょ!アトラとカズーラに攻撃だ!」

ワイルドジャギーマンの放ったブーメランが弧を描き、二人の蟲惑魔を真っ二つにする。

紫苑:LP3100→2300

「よし、ターンエンドだ。」


紫苑
LP230
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