エピソード32 〜代表決めバトルロワイヤル〜
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撃が飛んでくる。
「それで二つ目はなんですか?」
「んー、デッキ把握かな。多分。」
「たった二枚、墓地に送られたカードだけで把握できちゃうんですか?」
「まぁ、完璧に把握するのは無理だけど、どんなタイプかはわかるよ。それに三沢君だったら、墓地の大切さを理解していると思うから確実に墓地に置いておくべきカードを送るだろうからね。多分、それである程度はわかるよ。
それに単なる手札交換や墓地肥やしだけだったらドロー枚数の多い天使の施しを採用するだろうしね。」
どうやら私の説明に納得したようでしきりに頷いている。
一方の紫苑は、
「(十代が落としたのは、フレンドックとヒーローマスクか。ま、相変わらずのHEROデッキだな。三沢は儀式魔人プレサイダーとディザーズ……っておい!なんてもん墓地に送ってんの!?……ま、まぁ、三沢は儀式で決定か。)
俺は『カズーラの蟲惑魔』と、『落とし穴』を捨て、二枚ドロー。
手札から『ティオの蟲惑魔』を召喚して、効果発動。召喚成功時に墓地から蟲惑魔一体を守備表示で特殊召喚する。さっき墓地に送った『カズーラの蟲惑魔』を特殊召喚する。
カードを三枚伏せ、エンド。」
『ティオの蟲惑魔』
☆4 ATK1700
『カズーラの蟲惑魔』
☆4 DEF2000
体に蔦やら、植物を纏った幼女が二体現れ、三沢と十代にそれぞれ妖艶な笑みを浮かべる。十代君は紫苑の使う新たなモンスターに純粋に興味を示し、三沢君は蟲惑魔に視線が釘付けになり、見惚れてる!?
「か、可愛い子だな〜。」
隣でもロリに魅了されたのが一名。あの子達の本性を知ったら一体どんなリアクションをしてくれるのか。
そんな私の考えは他所に三沢君へとターンが移る。
「俺のターン、ドロー!必要なカードは来ないか……。『マスマティシャン』を召喚する。」
魔法使いというより、むしろ数学学者のような老人が杖を片手に現れる。
そして、三沢君が効果を発動してようとした時、紫苑が動く。
「マスマティシャンの効果を発動する!デッキからレベル4以下のモンスターを墓地に「待った!」なにっ!?」
「リバースカードオープン、『エンペラー・オーダー』!
召喚時に発動される効果を無効にし、そのプレイヤーは一枚カードをドローする。
よって、マスマテシャンの墓地送り効果は無効だ。
流石にこれ以上、儀式魔人を墓地に送られたら不味いからな。」
「なるほど。さっきの手札断殺でデッキを把握されたか。だが墓地送りを無効にした代わりに俺はドローできるが。」
三沢君の言葉に対し、紫苑は得意げに自分の手札の内、一枚を掲げる。
「
『エンペラー・オーダー』の効果の発動にチェーンして、手札の『ナチュル・コスモビート』の効果
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