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極短編集
短編24「神様のスイッチ」
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『これが最期の仕事か……』

 そう思いながら、スイッチを押した。






 僕は、目が覚めた。スイッチを押した瞬間、さっきまでの痛みは嘘のように無くなった。助かった!そう思った。僕はすぐに119に連絡した。救急車が来るまでの間……

「ありがとうございました」

 と、スイッチに向かって頭を下げたのだった。

 そんな事もあったこの仕事。とうとう今日でお終いだ。18時になり、終了時間になった。僕が会社のドアを出ると……



 そのビルは、忽然と消えたのだった。

おしまい

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