第七章 歌姫
第3話 敵or味方
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の名前だった。
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この数日の調査で分かったことがある。
それは、
誘宵美九は大の男嫌いで、大の女好きーー百合の可能性がある、と。
そんな士道の前に神無月が差し出したのは士道が通う来弾高校の制服だ。
ただし、女子の。
士道は「また神無月さん、やっちゃったか……」と思ったが、すぐにその違和感に気がつく。
その制服は新品であり、かなりサイズが大きかったのである。
それは佐天や琴里や一方通行ぐらいの身長では少し大きいし、上条ぐらいの身長なら少し小さいサイズーーそう、″士道ぐらいの身長″の女の子が着ればピッタリ合うぐらいの……
士道「……え?」
嫌な悪寒が士道の身体中を震わせた。
その嫌な予感は、見事に的中した。
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その日の夜。
上条「よし、できた」
凜袮『お疲れ様。今日も美味しそうだね』
上条『サンキュー』
精霊達の分も含めた九人分のオムライスを作り上げた上条はリビングにいる皆に声を掛けた。
上条「自分のやつ取っていけよー」
ふっくら膨らんで見える卵の上にはそれぞれの名前が書いてあるという妙にこだわった仕上げ方をされていた。
皆がそれぞれのオムライスを乗せた皿を(九人用にテーブルとイスを拡張させた)それぞれ自分たちが座るところへと持っていく。
あとは琴里と士道を待つだけだが……
と。
ガチャっと、リビングから見える扉の向こう、玄関にあるドアが開いた音が聞こえた。
グットタイミングで帰ってきたな、と誰もが思った。
そして。
そこから入ってきたのは、
琴里と知らない少女だった。
『……誰?』
もう誰が言ったのか分からないぐらい綺麗に声が重なった。
その子は来弾高校の女子制服を着ていて青い髪がサラサラの綺麗に腰まで伸びているのが分かる。
どこか士道に似ているその少女は恥ずかしそうにモジモジとしている。
………ん?
と、誰もが違和感を覚えた。
いや、あれは……まさか。
琴里「紹介するわ。対ディーヴァに向けて変装した士道……もとい『五河士織』さんよ」
数秒の間をおいて。
五河家からさまざまな絶叫が聞こえた。
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学園都市にて。
麦野「はまづらぁ。さっさとシャケ弁買ってこいよ」
浜面「へいへい。仰せのままに」
絹旗「私は超なんでも構いませんよ」
滝壺「私はいらない」
浜面「了解」
アイ
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