短編7「魂の封じ込め方 」
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【魂の封じ込め方】
ネットは便利だ。様々な情報が手に入る!
>まずは愛着のある人形を用意します。そこに封じ込めたい相手の名前を書きます。数日のうちに相手が亡くなったら成功です。
私は早速、お気に入りの人形を用意すると、相手の男の子の名前を書いた。
「これでいいわね!あとは待つだけね」
それから数日が経った。
「なんだか気持ち悪い!少し横になろう」
私は朝から寝込む事になった。そして目が覚めた。
「えっ!何?なんなのこれ!?」
私は本棚にいた。本棚の上台に立っていて、部屋全体が見渡せた。だが部屋がとにかく大きかった。
「違う!私が小さいんだ!!」
私は気づいた。私が何になっていたかを。その時、私の机の上のパソコンが勝手に起動した。そして数日前にみたサイトのスレ画面になった。
カタカタカタ
文字が打ち込まれていく。
>人を呪ば穴二つ。やる方が封じ込められてしまったようですね。
ダレカタスケテ
私は人形。私は……
声にならない叫び声をあげたのだった。
おしまい
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