1部分:第一章
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持っている」
十郎は笑ってだ。自分達の腰にあるその二本差しについて弟に言った。
「それがあるのか」
「刀ですか」
「刀はただ腰にあるものではない」
こう言うのである。
「そうしたものがいれば退治する為にあるのじゃ」
「ではその場合は」
「退治する」
十郎は確かな顔と声で言い切った。
「そうするだけじゃ」
「ではその場合は」
「御主もそうするな」
「若し悪しき妖怪がいるのなら」
真面目な口調でだ。兄に話す。
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