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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
悔しさ
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、こんなに早く筋肉とかって戻るものなの?お兄さんが神霊なのと関係してる?」
「いや、そっちはなにも関係ない。ただ、呪力でちょっと刺激しながらやって、戻りやすくしたってだけ。なんだかんだ、体はちゃんと覚えてるからな」
「へぇ〜。便利だね、呪力って」
ヤシロはそう言うと頭をポスンと一輝の胸にのせる。
「そうは言っても、一気に戻せるのは今くらいまでが限界な上に、一度でかなりの運動量が必要になる。そう都合よくはいかないんだよな」
「うまい話しには裏がある、ってことだね」
「そういうこと。ここからは地道にやってくしないかな。ま、じきにスレイブは使えるようになるし、そこまで大きな問題ではない」
「上層とケンカすることになっちゃったら?」
「そのときは神霊になればいいだけだかららなんも問題なし。」
「それもそっか。そもそも、今このタイミングで手を出してくる人はいないだろうし」
かなり印象が悪くなるだろうし、そもそも情報不足にもほどがある。そんな馬鹿はいないだろう。
「そういえば今さらなんだけど、何でこんな時間にお風呂に入ってるの?」
「ほんとに今さらだな・・・ついさっきまで走ってたから、汗を流したりリラックスしたり、あと軽くマッサージしとかないと、とな。そういうヤシロはどうなんだ?」
「私はリリちゃんからお兄さんがお風呂に入ってるって聞いて、ちょうどお姉さんたちもいないから突撃してきただけだよ?」
「そうか。」
もはやそれくらいのことでは驚かなくなってきている一輝。『ヤシロだから』という理由で受け入れてしまっている。
「じゃあ、私がマッサージしてあげようか?」
「あー、なら頼んでもいいか?何だかんだ言って、かなり疲れたし。」
「オッケー!体もまだ洗ってないよね?」
「かけ湯しかしてないな」
「りょうかーい!さ、お兄さん。上がって座って!」
一輝はヤシロに手をひかれるまま湯船を上がり、そのまま椅子に座る。
ヤシロはその後ろに立つと、ボディーソープを手にだし、泡立て始めた。どうやら、手で洗うつもりらしい。
「えっと、全部私が洗っちゃっていいの?」
「さすがに前は自分で洗うぞ。絵的にまずいだろ」
「あー、確かにそうだねー。じゃあそういうことにして、となると足もお兄さんが、かな?」
「そうなるかな。足を洗おうと思うと、前に回ってこないといけなくなるし」
二人とも、恥ずかしいとかそういう方向は一切なくただ外聞的な理由で判断している。なんだこれは。
もうほんと、この二人の思考回路はどうなっているのだろうか。
「うんしょ、うんしょ、と・・・」
「・・・なんかくすぐったいな」
「手で直接洗ってるからね〜。それくらいは仕方ない、ってことで我慢してくださいっ」
そんなことを言いながらヤ
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