第七章 歌姫
第2話 ディーヴァ
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った。
と。
微かな振動があった。
佐天「へ?」
美九「あらぁ?」
士道「まさか……」
上を見やると、
天井が、開いていた。
それと同時に巨大な照明器具がバラバラと落ちる。
士道「AST……!」
そう強く呟くと同時にAST隊員が次々と降下していき、美九へと遅いかかる。
琴里『仕方がないわ。一旦撤退するわよ!』
『了解!』
佐天と士道の声が重なり、佐天は士道を無理やり引きずりあげる。
折紙は美九と交戦しているようだったが、美九はどこか楽しんでいるように見える。
その時だった。
佐天と士道の方へ誰かが襲うように向かってきたのは。
赤毛の女が士道と佐天に肉薄する寸前で、士道と佐天の前に折紙が現れた。
折紙のレーザーブレイドと女の武器がぶつかり合い、激しく火花を散らす。
ジェシカ「あらラ?一体なんの真似?」
折紙「それはこちらのセリフ。彼は精霊ではない。一体何をしようとしていたの?」
ジェシカ「上官命令でス。そこを退きなさイ」
折紙「了承しかねる。納得のいく説明を」
ジェシカ「わからない人ねェ」
再び女が武器を振り上げ、折紙も応戦するようにレーザーブレイドを振るう。
その時だった。
それは、コンマ一秒でもズレればできなかっただろう。
ジェシカが折紙に視線が集中している時に、士道の手に紙らしきものが握られたのは。
士道「ーーーッ!?」
誰かは分からなかった。振り返る暇さえくれなかった。
なぜなら、
気づけば、佐天と一緒に艦体の中へと戻っていたのだから。
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