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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
貴公子の秘密
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試合後、俺は一人でアリーナ内の様子を見つめたいた。


視線の先には一夏に銃の手解きをするシャルルの姿。
その二人を見て、嫉妬している三人娘。


ほんと、こうやって第三視点からみると、滑稽である。




「っと、来やがったか」


黒いIS
ボーデヴィッヒの専用機、シュヴァルツェ・レーゲンである。
幸いにも、あそこにはシャルルもいる。 攻撃があってもあいつなら防げるはずだ



「……とは言え、イレギュラー何てこともあるからなぁ……」


実際に、それを体験しているため、油断は出来ない。
俺はすぐにでもISを展開出来るように準備だけしておく


「織斑一夏。 貴様も専用機持ちだそうだな」


「だったらなんだよ」


「それなら話は早い。 私と戦え」


「嫌だね。 理由がない」


「お前にはなくとも、私にはある」


「勝負ならもうすぐ学年別トーナメントがある。 そこでいいだろ」



「……なら」


一夏を狙ってシュヴァルツェ・レーゲンの右肩に装備された大型のレールカノンが火を吹いた。
反応が遅れた一夏ではあったが、隣にいたシャルルが盾でこれを防ぐ。
良かった、イレギュラーは起こっていない



「いきなり吹っ放すなんて、ドイツの人は随分気性が荒いんだね」


「……ふん、フランスの第二世代ごときが私の前に立ちふさがるか」


「量産化の目処のたっていない、ドイツの第三世代よりは動けるだろうからね」


睨み合う二人だったが、アリーナの放送で今すぐ戦闘を中止するよう放送が入る。
ボーデヴィッヒは黙ったままISを解除すると、アリーナから姿を消した。


「さて、俺も戻るか」















「むぅ……暇だ」

部屋に戻り、シャワーも食事も済ませていた俺は暇をもて余していた。
本当に、することがないのだ。


「……ゲームかなんか、持ってこれたら良かったんだけどな……」


手元に無いものを望んでしまうが、仕方ない。
一人部屋のため、ルームメイトもいないため、話も出来ない。
……ふむ、ボッチゆえの弊害か……


「そだ、一夏のとこ行こ」


さっそく部屋を出て1025室へ。
今の時間帯、大半の生徒は食事のはずだ。 俺がこの廊下を歩いていてもなんの問題もないだろう
まぁ、いても気配遮断使うんだけどね


「と、着いたな。 一夏! 遊びにきたぞ!」

返事を待たずに扉を開ける。
が、そこには一夏はおらず、代わりにベッドで布団を被っているシャルルの姿があった。


「あ、やべ」

そういえば、今日だっ
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