第二幕その五
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ありません。その代わりにガラスのすべすべとした感触があります。
「笑顔になれるのよ」
「そういうことなのね」
「そうよ、だから今回の旅もね」
「私がいるからなのね」
「嬉しいわ」
「成程ね。そう思ってくれるのなら嬉しいわ」
猫もまんざらではない気持ちになって言葉を返します。
「この旅の間私を見て笑顔になってね」
「そうならせてもらうわ」
「ギリキンの国にいるとね」
猫は自分の左の前足をその舌で舐めながら言いました。
「どうしてもね」
「どうしてもっていうと?」
恵里香が猫のその言葉に尋ねます。
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