暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーアイズ
2部分:第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
のね」
 冗談めいて笑いながら。エリザはこんなことも言った。
「ちゃんとね」
「神様は働き者だね」
「ええ、有り難いことにね」
 笑ってだ。エリザはまた言った。何はともあれだ。
 彼女は無事だった。ただ左目の色がそれになっただけだ。
 そのまま退院して暫くは何もなかった。しかしである。
 ある日勤務中に不意にだった。それが見えたのだ。
「あらっ!?」
「何かあったのかい?」
「今ね」
 ふとだ。視界の端にだった。
 それが見えたのだ。小さい赤いキャップを被った老人だ。左足は木の義足、白鯨の船長の足になっている。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ