第百六話 女の嫉妬は恐ろしい
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ああ!!]
取り敢えず攻撃を受けてやる義理はないので気合いでレディデビモンを吹き飛ばす。
レディデビモン[!!?きゃああああ!!]
マグナモン[っ…!?しまった…]
気合いで吹き飛ばしたが、加減を間違えてしまい、このままでは岩に激突すると、マグナモンはレディデビモンを急いで抱き留めた。
レディデビモン[あ、あなた…何で?私は敵なのに…]
マグナモン[お前は俺達にまだ何もしていないしな。それに俺達は闇だからと言う理由で誰彼構わず倒す馬鹿とは違うんでな]
レディデビモン[………は]
呆然としていたレディデビモンだが、自分の体勢を思い出して赤面した。
チビモンから嫉妬のオーラが滲み出ている。
レディデビモン[あ、あの…下ろしてくれないかしら…?恥ずかしいんだけど]
マグナモン[何故だ?]
本当に分からないのだろう。
疑問符をいくつか浮かべているマグナモンにレディデビモンは顔を引き攣らせた。
レディデビモン[天然ね…これはとんでもない強敵だわ…]
マグナモン[?]
レディデビモン[私の負けよ。今回は大人しく引き下がるわ]
マグナモン[そうか]
地面に着地し、マグナモンはレディデビモンを下ろす。
それと同時にレディデビモンはマグナモンに飛び掛かる。
マグナモン[!!?]
思わず身構えたマグナモンだが、次の瞬間、目を見開く。
マグナモンの兜を退かし、レディデビモンの唇が掠めた。
賢「え?」
はやて「おお!!?」
なのは「ふえええ!!?」
ティアナ「あ、あわわわ…!!?」
ルカ「おやまあ?」
チビモン[!!?!?!!!む、むああああああ!!?お、お兄ちゃん…お兄ちゃああああああん!!!!!!!!?]
子供達がそれぞれの反応を見せ、チビモンが悲痛な叫び声を上げた。
マグナモン[お前…]
レディデビモン[光栄に思ってね?私にここまでさせたんだから]
悪戯っぽい笑みを浮かべながら人差し指で自身の唇に触れる。
チビモン[よくも…よくもおおおおおお!!]
レディデビモン[クス…またねマグナモン…]
ウインクをしながらレディデビモンはこの場を去った。
エリオ「あのレディデビモン…」
キャロ「うん。間違いなくあの人のパートナーデジモンだよね…」
チビモン[むああああああああああああああああああああああああ!!!!私はっ!!絶対絶対!!あんな奴認めないんだからああああああああああああああああああ!!!!!!]
チビモンの魂の咆哮が響き渡る。
フェイト「チ、チビモン…」
チビモン[ふえええん…お兄ちゃんが…お兄ちゃんがあんな女にいいぃぃ…!!]
ギリギリギリ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ