暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクール・DM
19話
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足を突っ込んでいるからなのだろう、本能で理解できる。
 最愛の少女を狙っている何者かは、クリーチャー世界の存在である、と。

 当然……レイナーレの一件の後に有った事は他にも色々とある。
 一つは、アーシアの神器を戻した後の転生悪魔への転生による蘇生。
 一つは、アザゼルがレイナーレの仲間であった堕天使、ミッテルトを伴って四季……と言うよりもアウトレイジと言う『勢力』に対する謝罪に現れた事。
 アザゼルが訪れた時に詩乃を狙った『何者か』の存在を知る事が出来、アーシアの主となったリアスの配慮か、一誠の居る四季のクラスに入ることとなった。

 リアス側の考えとしては眷属で仲の良い一誠と一緒のクラスが良いだろうと言う考えなのだろうが、四季としては折角詩乃と仲良くなれたのだから、詩乃と同じクラスの方が良かったと思う。



 翌日の放課後……オカルト研究部のバーとなっている場所には、四季と詩乃以外にもクロスファイヤとカツキングの姿が有った。

「ストレートフラッシュ」

「フォーカード」

 クロスファイヤがダイヤのストレートフラッシュ、カツキングが3のフォーカードだ。四季と詩乃を含めた四人でポーカーをしているのだが、勝ち誇るカツキングにクロスファイヤが舌打ちをする。

「悪い、ロイヤルストレートフラッシュ」

「「なに!?」」

 四季の出したのはハートのロイヤルストレートフラッシュ。それにクロスとキングは驚愕の声を上げる。

「や、やるじゃねぇか」

「ありがとう。それで、詩乃は?」

「ポーカーのルールってよく分からないんだけど……私もフォーカード? よね?」

 そう言って彼女が出したカードは確かに四枚の5のカード。だが、ジョーカーのカードも含まれている。

「……詩乃、それはフォーカードじゃなくてファイブカード」

「? えっと、それって……」

「貴女の勝ちです、詩乃さま」

 深々と頭を下げる四季の図。

「って、結局オレが最下位じゃねぇか!?」

「そう言うこった。ほれ、さっさと出すモン出せ」

 最下位のクロスファイヤが絶叫する中、カツキングがそう言って手を出す。『ちくしょー』と悔しげに呟きながら賭けの品である限定カレーパンを差し出すクロスファイヤ。

 そんなアウトレイジチームのやり取りを聞きながらリアスは一人#マークを浮べていた。悩んでいる横で遊んでいられたら誰でも思うだろう。……しかも、確実に四季は気付いているが有るが、どうでも良いと斬り捨てている様子だ。

 今度はカツキングとクロスファイヤの一騎打ちになった。四季は四季で詩乃と自分の分の飲み物を用意している。……バーの様な雰囲気的に酒にも見えるが其処にはアルコールは何一つ置いていない。無法者
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