暁 〜小説投稿サイト〜
ワンピース〜ただ側で〜
番外25話『志半ば』
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 なんだか不思議そうな声だ。
 どうしたんだろうか。

「?」
「その神ってのはどこにいんだ?」
「……え!?」
「ほんとだ、いないよナミ?」
「う、嘘! だ、だって本当にハントが……あいつを! い、いつの間に!?」

 ……ああ、そうか。

 仕留めきれなかったのか。
 ちょっとだけだけど、俺もそんな可能性がある気がしてた。いや、負け惜しみとかじゃなくて、結構マジで。

 5千枚瓦正拳の威力が足りなかったわけじゃないと思う……相手が大きすぎたのと、殴った場所がエネルの拳だったのが問題なんだと思う。
 腹とか顔とか殴れてたらたぶんあいつ、耐久力低かったからそれで勝ってた気がする。

 けど、まぁそれは結局IFの話で。
 エネルがどこに行ったのかは知らないけど……ルフィにまた丸投げすることになるのだろうか。

「よく聞いて」

 ……ん? これはロビンの声かな? 俺が見たときは倒れてたけど、どうやら意識を取り戻したらしい。

「このままだとこの国は……このスカイピアは消滅してしまう」
「あ、そう! そうなのよルフィ!」

 ロビンの言葉にナミが焦った声で同意をする声を。

 ……え!?
 マジで!?

 それ初耳なんですけど!?
 それからロビンとナミの言葉に耳を傾ける。

 はっきり言って意識を手放しそうだったけど、エネルがどっかに行ってこの国が消滅してしまうかもしれないなんて言葉を聞いてしまえば徐々に意識もはっきりしてくる……体は全くもって動きそうにないし、目も開きそうにないけど。

 ちょっと雷を体に受け過ぎたのかな……っていうか俺よく生きてるよな。昨日なんか不意の一発で意識なくなったのに、今日は3発も受けたのに、俺はまだ意識を失ってない……しかも昨日のよりも強力な一発を受けてるのに、だ。
 なんでだろうか……まぁ考えてもわかるわけないだけど。
 まぁ、ラッキーって思っておくとしよう。

「じゃあ、エネルは後で必ず黄金の鐘のある場所に現れるのか」
「ええ……それが確実。下手に探し回って行き違ってはもう取り返しがつかなくなる」

 じゃあ俺の出番だろ。
 そう思って、けどやっぱり体が全く動かない。目も開かない。それどころか本気でどんどん眠くなってきた。

 まずい。

 今はもう寝てていい場面じゃない。
 エネルを倒せるのは俺だけだ。
 さすがにいくらルフィでもエネルには勝てそうにない。ロギア系の能力者以外の人間があいつに勝つには見聞色の覇気がないと話にならない。

 それに、今あいつがどこにいるかなんて俺じゃないと――

「――大丈夫だよ! ……あたいわかる。この島で動いてる声がある……きっとエネルだ」

 ……俺の知らない人間の声。た
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