暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
最終決戦
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
グだった。
「リベレーションモード、全面解放!!」
刀を巨大な防壁に変換すると、青紫の稲妻を纏ったガブリエルが突撃してきた。
ガガァアアアン!!
と言う衝撃音と共に、火花を散らす。
「ぐ……っ」
ダークネスウイングが苦痛の声を上げた。
「ダーク!」
「下がれ……馬鹿者!!」
ダークは叫ぶと、俺とキリトは下がり、途端、防壁を突破してダークが倒れた。
「甘く見てた……完全に……!」
俺は言うと、ソードブラスターが消え、装備が消滅、最構成され始める。
「ガブリエル・ミラー。俺に本気を出させるとはな!!」
翡翠色の眼をガブリエルに向け、青緑の雷撃を纏い、青緑髪が伸びる。
ジンオウガの爪が。尾が。ジンオウガの意匠となるその機関が装備を介して生成される。
ーーーーアォオオオオオン!
何処かで吼えた狼の声が、雷撃を呼び寄せた。
「さぁ……終焉の時だ!」
雷神皇・ハイパーリンクモード。
体内に居るジンオウガの能力・姿・技を肉体に変換する特殊能力。此処まで来ると最早怪物レベルだが……元々、怪物。それ以上に評価が下がるわけでは無い。
「うぉおおおおっ!!」
ガブリエル目掛け、突進を開始する。
ガブリエルはそれを見ると、避けて、キリトを狙う。
「させるかよっ!!」
地面を強く蹴り、一歩で上空に出ると、尾に雷撃を溜める。
「覇雷撃!」
叩きつけられた尾に、ガブリエルは反応できず食らう。そのままキリトの横に立つと、ガブリエルは立つ。
「良い……実に良い。お前たちの感情、記憶、心と魂の全てを……今、喰らってやるぞ」
「無理だね」
俺は断言する。
「心も、記憶も、お前には奪えない。身体は唯の器だ。思いは何時も、俺達の側に在る!俺には見える、沢山の人の絆、思い、そして力を!!」
叫んだ途端、俺の手には希望の未来が握られ、それは白い雷撃を帯びている。
「キリト!」
「リリース・リコレクション!!」
同時、キリトが青薔薇の剣でガブリエルを締め付け、夜空の剣は空を無限の夜空で覆う。
「俺達には在る!帰るべき場所、帰りを待つ仲間たちが!!見えたぜ……お前の終着点!!」
途端、ガブリエルは拘束を断ち切り、キリトの両剣は輝き始める。
「お……おおおおおおお!!」
「せ……ぇええええええっ!!」
「LLLLLLLLLLLLL!!」
そして、次の瞬間、神速が如き速さで連撃が繰り広げられた。
俺達は輝く武器を振るう度、誰かの言葉が聞こえる。
『若者達よ、殺意を捨てるのだ。あやつの虚ろなる魂は、殺の心意では斬れぬ』
『恐れるな、少年達。お前さんらの剣には、世界そのものの重さが乗ってるんだぜ』
『さぁ、見せてみなさい。私から受け継いだ、お前達の神威なる力の全てを』
『キリトよ、ライトよ、信じるのじゃ。おぬしらが愛し、おぬし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ