第20話 魁、妖精を語る
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まさにその通りだったぜ山南さん…
それから数十分間、キリト弄りを堪能した
「なんだよ。そうならそうと早く言ってくれたら良かったのに…」
「その前にお前はオレに対する謝罪を言うべきだと思うんだが?」
「まぁ、そんなことはほっといて…」
「おい!?」
「キリト…これからお前はどうするつもりだ?」
「え?そりゃ、あの写真の情報を集めるために近くの町に行くつもりだけど…」
コイツは相変わらずアレだな…
「お前な……そういう事じゃなくて、エギルに頼んでSAOの仲間に協力出来ないか確認したのかって聞いてんだよ」
「な!?」
オレの言葉に何も言えないキリトを見てだいたいの察しがついた。やっぱりコイツは皆に迷惑を掛けられないとか思ってたんだろうな……
「そんな事出来るわけないだろ!!下手に騒げばアスナの命が危ないかもしれないのに、俺のわがままに皆を巻き込むわけには…」
「フンッ!」
―――ゴツンッ!!―――
「イダッ!?」
「お兄ちゃん!?」
「パパ!!」
ヒースクリフとの最後の戦いの時みたいなことを言うキリトに拳骨をお見舞いしてキリトの胸倉を掴んだ
「迷惑なわけねぇだろうが!!友達の力になりたいって思っちゃ悪いのか!?お前の心配しちゃいけねぇのか!?アスナを助けたいって思ったらダメなのか!?」
「それは…」
「もっとオレ達を頼れよキリト!仲間だろうが!!」
「!!」
力が抜けたのか尻もちを着くキリト。するとポツリポツリと呟いた
「悪い…タカトラ。俺…」
「わかりゃぁ、いいんだよ。バカキリト!少なくとも今ここにオレとリーファ…ユイちゃんはお前の力になってくれるぜ?だろ?」
「うん!そうだよお兄ちゃん!!」
「私もパパの力になります!」
「リーファ…ユイ……ありがとう…」
そう言ったキリトの頬に滴が一筋流れたのが見えたがそこは触れないでおくことにした
おまけ
「それじゃぁ、アスナさんを助けるための作戦会議を一回スイルベーンで決めよ!」
「よし!それじゃ行くか!」
「おう!」
そうしてオレ達はリーファの案内の元、シルフ領まで行くことになった
しかし……
「オレ達…なんか浮かんでないか?つーかオレが一番シルフ達に睨まれてないか?」
「そりゃそうだよ…お兄ちゃんもそうだけど、タカトラ君はサラマンダーだからシルフの皆からは“サラマンダーが単身でシルフ領に入って来た”って
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