第20話 魁、妖精を語る
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がら刀を抜いた
「サラマンダー!!」
さすがにこれはマズイと思ったオレは敵じゃないと弁明するが中々信じてもらえずどうすればと内心焦ったがここでスプリガンがオレに話しかけた
「お前、もしかしてタカトラ?」
「え?てことはお前…キリト?」
「パパ、この人は誰ですか?」
「ああユイ…この人はな…」
キリトが胸ポケットから出てきた小さな女の子にオレがキリトの友達だとシルフの女の子と一緒に説明していたがオレには聞き逃せない単語が何度も頭の中で響いていた
「パパァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァッッ!!!???」
「なるほどな……」
とりあえず簡単に言うとあの黒髪の少女…ユイちゃんはSAOでキリトとアスナが偶然保護したAIでそのまま2人の娘となったらしい。そのキリトとユイちゃんの仲の良さは本当の親子みたいだ。いつかオレも詩乃と…って!なにを考えてるんだ俺は!?
「も〜お兄ちゃんも早く言ってくれたらタカトラ君と戦闘にならずに済んだのに…」
「わ、悪かったよスグ…じゃない、リーファ」
そう言ったのは金髪のシルフ…リーファだった。それにしても正直危なかった…もしキリトの説得が無かったらそのまま問答無用に戦闘開始になっていた。
ってちょっと待て…ユイちゃんのパパ発言は結構インパクトがデカかったのに次はお兄ちゃん?
アレか?兄妹とかそういう設定を貫いてるのか?
「キリト…お前妹キャラが欲しくて女の子に『お兄ちゃん』って呼ばせてるのか?」
「オイ待て!!何だその汚いものを見るような眼は!?違うから!コイツとは本当の兄妹だから!!」
「安心しろキリト…お前がどんな変態だろうとボッチと呼ばれようとオレはお前の友達のつもりだぜ?」
「だからウソじゃないって!つーかタカトラ!!お前、今ボッチと書いてビーターって言わなかったか!?」
「気のせいだぜ?コミュ障!」
「ハッキリ言った!今コミュ障ってハッキリ言ったか!?お前ってそんなキャラだったか!?」
「言っただろ?気のせいだって(笑)」
「ウソつけええぇぇぇぇぇっ!!!」
キリトの怒りの咆哮はシルフの森全体に響いた。
甘いなキリト…オレは小学生の頃から山南さんに口で勝つ方法を密かに教わっていたんだ。
そして山南さんからはこう言ってた。
『口で戦う時に怒鳴っては負けになってしまうので、まずは相手の冷静さを奪うのが基本です。そして相手を怒りの方向にどう向けるかで勝敗が決まります』
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