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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
英雄凱旋
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途端、素早い速度でインタラプトをしていく。
すると、プレイヤー達が一斉に動きを止め、その瞬間を狙い、キリトが青薔薇の剣を地面に刺して、言う。
「リリース・リコレクション」
途端、日本人プレイヤー、人界軍を除く三万の敵軍勢を無力化し、そしてーーーーーー
「雷皇神・レイボルグ!!」
巨大な刃がそれらを砕いた。
「なぁ……っ!」
光が反射し、氷が輝く。
「……なんだこりゃあ!!てめぇら、何しやがった!!」
「インタラプト」
「“武装完全支配術”。ライトが生み出し、騎士達が三百年掛けて磨きあげた技だ。お前には理解できない」
「ぶそう……?ハッ、つまりはシステム上のインチキ技だろうが!「インチキって言うなよ、開発者の前でな!!」何っ!?」
ライトが身体を雷撃に変え、そのままの勢いでPoHを殴る。
ライトの今の心境と言えば、我が子を殺された親の気持ち、と言えば察するだろうか。
ライトにとって、アンダーワールド人は我が子同然。それを殺されようとされていたのだから、怒りが極限突破してても悪くない。
「雷皇神・ボルトスプレイン!!」
天城流体術オンパレードの連撃を放ち、PoHをキリトの方へ投げる。
キリトは夜空の剣を構えると、言う。
「リリース・リコレクション!!」
轟!!
と唸りと共に、空間リソースを奪う。
そして、その刀身を黄金に輝かせ、PoHの友切包丁に触れた。
ぱっ。
と一瞬の閃光を残し、PoHの友切包丁が分解して消滅する。その次に、右腕も分解して消滅する。
「これが俺の創った世界よ……!」
ライトは笑うと、背に在った真・王牙刀【天威】を抜いて、言う。
「リリース・リコレクション。拘束しろ、雷撃!!」
地面に刺すと、雷撃が走り、PoHを瞬く間に拘束する。
「キリト、此処で殺せばまた復活してくる。どうするつもりだ?」
「その為のコイツさ」
未だ輝き続ける夜空の剣の切っ先を、軽くPoHに当てる。
途端、刀身から闇の奔流が吹き出し、PoHの五体に流れ込む。
「ぐおっ……な……ンだこりゃァッ!!」
「……成る程、その剣の元はギガシスダーか」
ライトが言うと、キリトは頷く。
それを見たライトは言う。
「PoH、その闇はてめぇと同化して、そこに一生居ることになる。良かったな?」
「てン……メェ……!」
PoHは睨むと、ライトは飄々とする。
「ま、お前が取り込まれて、呼んだプレイヤー達も残りは全部凍らされてるし、HP切れたら時間加速も再開するだろ。助け出してくれるといいな?」
PoHは何かを言おうとすると、そのまま樹に変わった。
「キリト」
「ああ……。システム・コール……トランスファ・デュラビリティ、スペース・トゥ・エリア」
さあああっ……。
と、微かな、それでいて無数に、無限に広がる音が響い
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