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とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第1話 夏休み明け
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ん……」

特に、興味はないらしい。

すると、ようやく型を作り終えたのか、キッチンからハンバーグを焼いている時に出る独特の音がリビング中に響いた。

ハンバーグを焼いて一息ついたのか、ようやく士道の存在に気づいたようだ。

上条「あ、士道おかえり」

士道「え……た、ただいま……」

普段ならこの音で、少なくても十香はピンと反応するのに……と思っていたら、

十香「うおっ!?なんだこのボス!?強すぎるぞ!」

四糸乃「こ、こんなの……勝てません……!」

よしのん『属性関係なしの超ダメージは辛いね〜。相手の体力も多いし、ここは一旦退いて回復するのもアリなんじゃないかな?』

十香「う、うむ……そうだな」

どうやらかなり白熱しているらしい。こちらの音には気づかなかったようだ。

その横で枕に顔を突っ込んでいた琴里が顔を上げて、士道の方へと向き、言った。

琴里「……そういえば、身体は大丈夫なの?」

士道「ん?どうしたんだ突然……」

琴里「いや……大丈夫ならいいけど、気をつけてよね。最近厄介な状況になってきたし」

士道「厄介な状況?」

琴里「いくつかあるけど、まあさしあたっては〈ファントム〉ね」

士道「〈ファントム〉……?精霊の識別名か?」

琴里「五年前、私たちの前に現れた『何か』のことよ。いつまでも『何か』のままじゃ不便だしね。この前の会議で便宜的に識別名が付けられたの」

士道「あぁ……あの」

五年前に琴里に精霊の力を与え、士道と琴里の記憶を封印していた、精霊であるかさえも分からない存在。

琴里「そしてもう一つは……例の会社ね」

士道「DEM社……か?」

琴里はコクっと頷いた。

先月の修学旅行にて、魔術師のエレンやCR-ユニットを使う機械人形、さらには巨大な空中艦の襲撃を受けたのである。

その犯人が……DEM社だ。

士道「しっかし……なんでDEM社があんなことを……」

琴里「眠たいこと言ってんじゃないわよ。連中にそんな倫理観があれば真那だってーー」

士道「え?」

琴里の言葉に、士道だけでなく、上条も眉をピクッと動かした。

士道「真那……?真那がどうかしたのか?」

その名は、士道の実妹と名乗る少女。

琴里はしまった、という顔を作ると唇を引き結んで視線を逸らした。

士道「お、おいどういうことだよ。真那に何か……」

と。




ウウゥゥゥゥゥゥゥゥ………




窓ガラスを微かに震わせ、街中に空間震警報が鳴り響いた。

刹那、琴里が立ち上がり、スカートを翻して士道の脇をすり抜けていく。

士道「あ、お、おい!話はまだーー」

上条「えぇ……上条さ
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