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とある3人のデート・ア・ライブ
第七章 歌姫
第1話 夏休み明け
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たぁッ!二年四組五河士道くんを、他薦、賛成多数により、天央祭実行委員に任命しまッす!』

士道「ちょっ……」

そして。体育館は大歓声に包まれた。

その士道に、一言。

上条「士道、お疲れ」

折紙「私も手伝う。だから心配は無用」

十香「わ、私も手伝うぞ!鳶一折紙など使い物にならんわ!」

折紙「それはこちらのセリフ。ポンコツは大人しくしていてほしい」

十香「な、なんだと!?」

耶倶矢「我らも手伝おうではないか。我がしもべの一大事だ。助けるのが道理だろう?そうは思わぬか、夕弦よ」

夕弦「賛同。夕弦達も手伝います」



こうして。

士道に浴びせられる嫉妬の視線は、より一層増すのであった。







亜衣『あ、言い忘れてたけど上条君も一緒だからね』

上条「……………え?」

亜衣『五河君よりは仕事出さないけど』

上条「不幸だ……」

男子生徒からのキツイ視線を浴びせられている士道の横では、力を無くしたように頭をがくりと下げた上条がそこにいた。


ーーーー
ーーー
ーー



士道「つ、疲れた……」

その後、士道はブース設営の決まりごとや予算の分配事項の情報を一気に詰め込まれたため、身体の疲労より、頭と精神の疲弊が深刻だった。

幸い、上条の役割はあくまで、会議の時に自分たち三人が文化祭の準備で行けなかった場合、士道のサポートとして任命された。ただそれだけのことだった。

なので、文化祭までは夕飯をずっと担当してくれると言ってくれたので、多少帰りが遅くなっても問題はない。

あの三人は自分たちが気づかない内に上条を実行委員の重要な役割を担わせる気がするのだが……

その疲弊した状態で自分の家に入り、そのままリビングへと直行した。

そこには、キッチンでハンバーグの生地を丁寧に練っている上条とソファに置いてある枕に顔面から突っ込んでいる琴里とテレビゲームをしている十香と四糸乃がいた。

生地作りに集中している上条以外は士道の帰宅に気付いたようで、

十香「おお、おかえりなのだシドー」

四糸乃「あ……お、おかえりなさい……士道、さん……」

よしのん『おかえりー。今日は随分と遅かったね。何かあったの?』

琴里「遅いわよ。当麻くんがいてくれなかったら夕飯いつも以上に遅くなるじゃない」

後半にいくにつれて言い方が厳しくなっているような気がするが、今は疲れがたまりすぎてそれどころではない。

士道「た、ただいま……」

そのまま誘われるようにソファに座り込む。

琴里「それで?何でこんなに遅かったの?」

士道「ちょっと、文化祭の実行委員に指名されちまってな」

琴里「ふぅ
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