本編
第十八話 え?全部おれに任せるの?別にいいがどうなっても知らんぞ
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せています」
この時点で十分多い。
「バウスーラ(元イスラエル:バスラ)方面からは飛空艦隊3.5個艦隊、陸軍70師団、その他支援部隊多数。現在のところ膠着状態ですが、敵の援軍が予想されるため、第二独立艦隊、第一三、第十五軍団を向かわせています。」」
さすがにあそこは石油製造工場があるから投入される兵力も多いなぁ。多めに防衛部隊配備しておいてよかった。
【石油製造工場】
ゴミを食べさせる尿として石油を排する微生物を繁殖、育成し、石油を集める工場。2043年に第二のオイルショックが起き、その最中にサウジアラビアの油田跡にて発見された微生物が、なぜか油田跡地から離れると死亡してしまうため、サウジアラビアなどの石油産出国が、地球から石油が尽きても石油輸出国であり続け、加えて石油の値段を高騰させたため、2大国家が誕生する前に周辺国によって滅ぼされた。
「ラブレンチヤ方面からは飛空軍2.5個艦隊、陸軍70師団、海軍1個機動艦隊・2個主力艦隊、その他支援部隊多数。現在第五首都ラブレンチヤ郊外にて守備隊と交戦中、ベーリング海では第六艦隊及び守備艦隊と機動艦隊を含む三個艦隊が交戦中です。増援として第八艦隊、第二十一、第二十三軍団を向かわせています」
既に首都付近にまで押されているのか。
「どの戦線も数で押されているな、大丈夫か?」
「今のところは増援も向かわせているので長期にわたって維持できるでしょうが、敵もまだ全戦力を投入したわけではありません。どこかの戦線に戦力を集中させて一気に突破してくるかもしれませんし」
「そうだな・・・戦時予備軍の動員も視野に入れなければならんか、問題は予算が出るかだが・・・いや、まてよ?」
「大統領閣下には何か妙案がおありですか?」
俺が考えていたことに気づいたらしく、アイフェーンが尋ねてきた。俺は傾くと椅子に座りなおして言った。
「総司令官は貴族だ。幕僚も前線指揮官も、今回の侵攻部隊の指揮官の大半は貴族だ。最初は作戦を立てて侵攻するだろうが、ある程度勝たせれば奴らは押せ押せムードになる。そして敵の指揮系統が崩れたその瞬間を狙って一気に反撃に転じて殲滅する。したがって当分はできるだけ損害を抑えつつ後退する。」
「もしも敵が押せ押せムードにならなかった場合はどうしますか?」
「その時は敵に向かって挑発の通信を送りまくったり、わざと壊走しているように見せかけて引きずり込む。それでもだめだった場合は・・・」
「駄目だった場合は?」
「駄目だった場合は大陸間弾道ミサイルとか巡航ミサイルとかで主だった陸戦部隊を殲滅する」
「「「・・・・・・!??」」」
あれ?結構いい方法だと思うんだけどな?やっぱりこういう大量虐殺ダメ?(戦争してるのに何を言う)
「閣下確かにその方法はよいかもしれませんが
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