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ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
浸食せし刃
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「茅場か。まさかライクのネットワークを介してここに来るとはな」
「和希……お前の今の処置では、この少女は死ぬぞ?お前は何を取り戻す気でいる?そこまでして彼女を取り戻して何になる!?それも今更!」
「ああ、そうだな。今更だよな、お前にとっちゃ。でもな、俺にとっては昨日だ。俺がくそったれなショッカーなんて組織に所属してたから花凛は死んだ。あの子達も死んじまったんだよ!!」
その言葉に、茅場は気づいた。
「待て、あの子達……!?死んだ!?和希、君には息子しかいないのでは!?死んだとはどういう……!?」
「そう、和人も死んだ」
「じゃあ、キリト君は一体……!?」
その瞬間に。痛みなどないはずの茅場の体は痛みで悲鳴をあげた。
「博士を傷つける人は……容赦、しませんよぉ?」
刀だった。一本の刀。ライクの体は切れていないが、茅場のデータが切られた。
「不思議だろう?hackの能力は。そいつの能力は、自分の常識を全ての世界に定着させるのさ。まぁ、攻撃とかにしか使えないのが難点だがな」
「まさか……死神博士が作った理論の応用か……!」
「ご名答。ショッカーはナチス残党から始まった組織だったが、アドルフ・ヒトラーの思想が受け継がれると同時に、彼が考えた理論も同時に受け継がれたのさ。それは、この世界が創られたものであると言う事。だが、ヒトラーはそれを許さなかった」
「茅場。お前はアシムレイトロイドが造られた真の目的を知ってるか?」
「真の……目的だと……?」
そう、真の目的。そう言って和希は傍にあった椅子に座った。
「ヒトラーはそれを許さなかったからこそ、とんでもないことを計画した。あのな、全ての世界の原点になった世界がある。その世界は生存本能が異常に強い。だからヒトラーは考えた。どうやってそれを滅ぼすかを。この世界が造られた存在だと思いたくなかったから。その結果生まれたのが」
「アシムレイトロイドだというのか…………」
「そう、破界と再世のための尖兵。そのための切り札がsrrowとhackだ。同質化はそもそもそのための装置だしな。そして、大首領JUDO。そいつがその本筋の世界を創ったんだよ。だから仮面ライダーが造られた。本筋の世界を壊すために。だが、反逆が起きちまった。たった一人の男…………『本郷』によって。そのおかげでこの世界の本郷と一文字によってショッカーは倒され、後の組織も次々と潰されていった。そしてそんな時に死神博士はヒトラーが残したアシムレイトロイドの計画を見つけたのさ」
「そして、死神博士は考えた。それをライダー殲滅に利用できないかと。そして、本筋の世界をぶっ壊して他の世界ごと吹き飛ばし、この世界だけを独立させようとした。そんでもって、世界征服でもして、正真正銘世界の王に
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