第十四章
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にしないがね」
「今度こそ成仏させてあげるわ」
ブラーボは右手の狼牙棒を戦極に突き付けて宣言した。
「貴方みたいな悪い大人が一番許せないから」
「貴様だけではないな」
斬月・真はここでも冷静だった、己の矢を死んだ筈の男に止められても。
「あいつもいるな」
「相変わらず察しがいいね」
「当たり前だ、御前とあいつは同じ種類の人間だからな」
「そう、かつては袂を分かったけれどね」
戦極は斬月・真の問いに軽い調子で返した。
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