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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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る者が決まっていて、その者以外は使えない。

「聖王器の担い手は決して1人だけと言うわけでは無いんよ。もし、大悟君以外の人で素質があるとジルフィスは使われてしまう。ホムラみたいに意思が残っていればまたよかったんやけど、基本あの時代はインテリジェンスデバイスなんて無かったから他人でも拒まないらしいんや。だから大悟君は、魔力があればどこまでも強化できるジルフィスは危険やからって封印する事に決めたんや」
「認証システムを組み込むような事は出来ないのか?」
「デバイスが古すぎて、ほぼブラックボックスだから時間がかかるってイーグレイさんが」

スカさんがそう言うのならば難しいのだろう。

「………まあ当人達が決めた事に口を出す気は無いけどな。取り敢えず俺の元にホムラが帰って来てくれるのは嬉しい事だ」
「ラグナルの事はええの?ゆりかごはの破片はかなり広範囲に散らばって、今も撤去作業に追われてるんやけどもしかしたら残骸から出てくるかも………」
「見つけてもらったら嬉しいけど、もう今までの様には動かないよ。あれは普通とは違う特別なデバイスだから」
「特別?」
「まあそこはもう誰にも話すつもりはないよ。それに話した所で何も変わらないだろうし」
「………そう言われるとまた気になるんやけど………まあええや。取り敢えずそんな感じや」

そう言って椅子から立ち上がるはやて。

「帰るのか?」
「もう遅いし、リイン達が待っとるから。もしまた何か気になる事があったら遠慮せずに聞いてや」
「ああ、ありがとう助かる」
「それじゃあギンガ、六課に戻るで」
「あっ、はい!」
「ノーヴェ、私達も帰ろう」
「分かったよフェリア姉。桐谷、零治、また」
「零治さん、桐谷さんお大事に」
「それじゃあ2人ともお休み」

最後はそれぞれ慌ただしく病室を後にした………














「4ヶ月!?」
「ええ。実際はもっと早く退院出来るかもしれないし、もっと遅いかもしれない。経過とリハビリ次第ですね」

翌日検査結果を聞きに来て伝えられた結果。

「それじゃあ大学は………」
「休学だな」

夜美の言う通り全く出られない事は確定してしまった。

「でも前期の単位数が多ければ進級は………」
「星、俺がそんなに単位取っていると思うか?」

そう問うと俯いて黙ってしまった。

「これじゃあお兄ちゃん卒業も危いんじゃ………」
「確かにレイって勉強嫌いそうだしね………」

まさかのキャロと優理にも心配されるほどである。
だけど勉強嫌いって………確かに好きじゃないけど

「えっ、でも来年から頑張れば………」
「俺、怪我が治ったら管理局に嘱託魔導師として奉仕活動しなくちゃならないんだよ………
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