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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
最終話 平凡な日常を望む転生者
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「ふぅ………」
そして時間通り迎えが来て、色んな機械で身体を調べられて約3時間ほど。
時計を見ていなかったので気が付かなったが、空はすっかりと暗くなっていた。
「お疲れですか?」
「ええ、検査と聞いて緊張してましたから………」
尤も感覚が薄れている今の状態では痛い検査でも平気だと思うが、それでも恐いものは恐い。
「結果は明日ですので、今日はゆっくり休んでください。御家族揃ってからまたお呼びしますので」
「分かりました」
そう話している内に自分の病室に着いた。
「うん?何か騒がしい様な………」
外まで聞こえる声を聞きながら中へ入る。
「それでそれでそれで!!桐谷君はどっちなんよ?」
「どっちも何も………」
はやてにそう問われ、桐谷は困った顔で傍にいるノーヴェ、フェリア、ギンガを見た。
「あらあら………」
そんな様子を見て、看護婦の方が少しにやけた顔で呟いた。
「パッと見て恋敵が揃った状態で何とか和やかな雰囲気でいたのに、いらんちょっかいを出す、関西風のおばさんみたいな奴の影響で一気に修羅場へと変貌した感じですかね………」
「そこまで分かっちゃうのね」
「慣れてますから」
そう、主に実体験で。
「………って誰が関西風のおばさんや!!」
「はやて、久しぶり」
突っ込むはやてを無視して挨拶をする。
実際にこうやってはやてと顔を会わせるのは妖怪大戦争以来だと思う。
「久しぶりやないで!!私達も心配したんやから………」
「ああ、悪かったな………」
この反応は予想外だった。
突っ込んだ態度が一変し、涙目で車いすの前に駆け寄ってきた。
しゃがんで服の袖を掴む仕草は相手がはやてだとしてもグッとくるものがある。
「本当に心配したんやから………」
そのまま動かないはやてに、内心ひやひやしていた。
幸いだったのは星達が居なかった事だろう。はやての発言にはやてを危険視している節があるように見えるので、こういった行動は勘違いさせる事になりかねない。
「………」
「フェ、フェリア久しぶり………」
「ああ。相変わらずの様でホッとしたぞ」
「そうだな、零治らしい………」
「あはは………」
ジト目でそう言うフェリアとノーヴェに苦笑いするギンガ。
冷や汗を掻きながらも取り敢えずくっつくはやてに離れてもらい、ベットへ運んでもらう。
「………身体動かないんですか?」
「検査結果はまだだから分からないけど、俺が思うに一時的だと思うけどな。起きた頃と比べたら何となく感覚が戻った気がするし」
ギンガに聞かれ、軽い感じで答えた。
とはいえ、全く動けないのだが………
「それではやて、お前はお見舞いが目的じゃないだろ?」
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