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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第九十六話 新たな相棒   ★
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ンティンのカートリッジシステムって三発だっけ」
「アルフ、正解。
 そこで装弾数が多いレイジングハートとバルディッシュをベースにカートリッジシステムを考えたんだけど」

 マリーが操作するとオートマチック型、リボルバー型を装着したシュミーデアイゼンの設計図が表示される。

「オートマチック型は再装填もしやすくてよかったんだけど、サイズ的にどうしてもマガジンが邪魔になっちゃうの。
 マガジンを鍔の代わりにとも思ったんだけど耐久性の問題もあるしね。
 リボルバー型は反対に収納スペースはよかったんだけどカートリッジの薬莢排出と装填のやりにくさが問題になっちゃってね。
 だけど士郎君の意外な提案で解決したのよ」

 新たに表示される設計図。
 だがそれはシュミーデアイゼンのものではない。

「これは銃ですか?」
「その通り!!
 しかもデバイスじゃなくて士郎君達の世界にある質量兵器。
 でもライフルとしてはだいぶ古いんだけどね」

 シグナムの言葉に頷き、それを証明するように写真などの資料が表示される。

「M1ガーランドっていうライフルなんだけど、このライフルの装弾方法が面白くてね。
 弾丸をクリップにまとめてクリップごと装弾するから本体の中にきれいに納まるの!
 さらに薬莢の排出と装弾の場所が同じところだから機構もコンパクトにまとめられるの。
 そして、完成したのが現行のシュミーデアイゼン!!
 剣一振りにつきカートリッジ五発。
 シュミーデアイゼンは双剣が基本フォルムだから十発ものカートリッジ格納できるんだよ」

 ものすごく楽しそうに説明するマリーだが余りにコアなネタになのは達も若干苦笑気味だ。

「マリー、その辺にしておきなさい」
「あ、プレシアさん」

 士郎やリインフォースとの話が一段落ついたのか、呆れたようなプレシアに笑って誤魔化すマリー。

 そんなやり取りを何度も見たのか士郎とリインフォースの二人は揃ってプレシアの後ろで苦笑している。

「初期起動のテストは成功したから今日は解散なさい。
 士郎とリインフォースは明日からテストが本格的に始まるからそのつもりで頼むわね」
「了解した」
「心得た」

 プレシアの言葉に士郎とリインフォースが頷き解散となった。

 もっとも解散した後、シグナムを皮切りに模擬戦の話が出ることになり、順番で一悶着おきかけるが、テストが終わった時点でタイミングがあった人ということで話がまとまったのであった。



 その夜

 プレシアもリインフォースも寝静まった頃、士郎の姿は鍛冶場にあった。

 ちなみにフェイトとアルフも士郎の家に引っ越すのだが、引越しや学校への手続きが必要なため、進級したときに住所の変更と名前の変更も
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