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ソードアート・オンライン〜狩人と黒の剣士〜
進軍開始
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と、ダークは思っていると、三本目も斬れて、闘士達を落としていく。
(ここまでは順調だ……さて、どう出るベクタ)
ダークはそう考えているときだった。
ぴりりりりっ。
ダークの腕輪が鳴る。シャドウからの通信だ。
「此方ダーク」
『シャドウです。ラースが漸くAWのSTRA倍率が1.00になっているのに気が付きました』
「……眼鏡の役人(笑)から眼鏡の役人(馬鹿)と言い直す日が来るとはな…穿て、邪獄帝!!」
移動しながら邪獄帝を放つと、シャドウが言う。
『それと朗報です。ユイ……ボトムアップ型AIが援軍を呼んでくれました。もし、彼方が先でも、強力な神アカウントの在る三人が此方の味方なら百万の兵を獲たも同然』
その報告と同時、五本目の太縄が切断された。
「……で、報告はそれだけか」
『イエス』
「……了解した。引き続き頼む」
腕輪を切ると、邪獄帝を変形させてブレードモードにすると切り込みをかける。
だがその瞬間、漆黒の闇が何かを感じとった。
「……来やがった!」
ダークが言うと、主戦場から五百メル離れた所に、次々と現れる。その数、二万、いや三万は下らない。
「な……何だあの連中は!!」
降りてきた五百のプレイヤー等が拳闘士を攻撃している所を見たベルクーリが言う。
「リアルワールドプレイヤーだよ!!」
ダークが言うと、すぐにアスナが言う。
「システム・コール!ジェネレート・フィールド・オブジェクト!!」
すぐにその効果が現れ、サウンドエフェクトと共に、リアルワールドプレイヤー達を吹き飛ばしていく。
「アスナ、無理はするなよ」
そう呟き、邪獄帝をアローモードにし返すと、邪獄帝を放っていく。
闇の狼は吼え、辺りのリアルワールドプレイヤー達を食っていく。
「欲望に忠実過ぎるだろアメリカ人!!」
ダークは邪獄帝を上に構えて、矢を放つと、今度は拳闘士を外して漆黒の雷撃矢を放つ。
途端、ベルクーリが言う。
「ダーク!密集陣形でずらかる!!」
「オーライ!!」
ダークは答えると、拡散にして邪獄帝を放つ。
(数が多い!!)
ダークが危惧していた事が起こりそうな予感をしつつ、狼牙刀を持って投げ付ける。心意を帯びたそれは、ビットの様な動きをしてアメリカ人らをほふる。
と、そこに。
「ダークさん、アリス殿が!!」
レンリが叫ぶ。
「アリスがどうした!!」
邪獄帝をブーメランモードにして投げると、レンリの元へ行く。
「アリス殿が、ベクタに拐われました!こいつらも、拳闘士も……最初から囮だったんですよ!!」
「なっ……!?」
ダークは驚愕した。予想を遥かに越える出来事である。
「ベルクーリ閣下が後を追いました!まず、この戦線をどうにかしない限り……!」
「だな……どうやら、拳闘士達は此方の味方に一時的にな
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